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デジタルのコミュニケーションはちょっと難しい

建築業界もようやくデジタル化が多少は進んできました。
補助金の申請などがオンラインでしか出来ないようになったくらいですが・・・。

しかし、そうした申請の際のやり取りを含め、オンラインでのコミュニケーションって必ずしも最善ではないと感じていますが、きっとこの先はもっと感じることになるのでしょうね。


■デジタルの便利さ

1 時間を問わずやり取りできる

EメールやSNSなどの最大の利点と言えば、時間帯や相手の状況などを鑑みずに連絡することができ、相手の都合で返信をしてもらえるところだと思います。

電話連絡ですと、連絡できるタイミングが限られ、なかなかやり取りできない事がありますので、とても便利です。

2 色々な情報を伝えられる

画像、動画、音楽、その他の情報を送ることが出来るので、情報の共有がしやすくなります。
また、送付する場所を問わず、瞬時に送れるということもメリットの一つです。

電話では声しか伝えられませんし、資料を配送するには時間もお金も掛かりますので、とても便利です。

■デジタルの不便さ

1 ニュアンスが伝わらない

文字と画像などでは、伝えきれない事ってたくさんあると思います。
例えば、
自宅に設置した機器が故障したとして、
製造メーカーのアフター部門に修理依頼をする際に、
品番を伝えたり、機器の様子を伝えるにはデジタルの方が正確ですが、
故障の様子、どんな不便があって、どのように直してほしい、交換してほしい、など真意は伝えづらいと思います。

最近では、ZOOMなどでモニター越しに通話することが出来るようになりましたので、多少は改善されたようにも思いますが、色んなズレが生じる環境にまだ慣れずにいます。

2 スピード感が無い

デジタルだけでのコミュニケーションは一見するとスピードが早いようにも感じますが、何かを決断していく過程おいてはスピード感があまり出ないような気がします。

互いに、伝えたいことだけ伝え合う形になってしまい、話が詰まっていくまでに時間が掛かるという印象です。

■道具は使いこなさないと意味が無い

せっかく便利な道具があるのに、
使わない、使えない、のでは意味がありません。

デジタル機器に限らず、
大工道具などもただ持っていても意味がありません。

使い方を覚え、自分の仕事の中でどのように活かすかを考えて使わねばもったいないです。

建築の仕事は無を有にすることが多いため、如何にお客様と情報やイメージを共有するかが大事ですので、便利さと不便さを理解しつつ、もっと使いこなせるようになりたいです。

■最後までお読みいただきありがとうございます