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都会への憧れはいつまで続くのか

「都内のマンションの販売価格が1億円を超えた」
というニュースを見ていると、
都内(23区内?)は庶民が暮らすところではないのだと痛感します。

しかし、相変わらず、東京への憧れは強いのか、
そんな状況でも東京都の人口は増えているそうです。

一極集中はいつまで続くのでしょうか?


■どこに暮らすかなのか、どんな暮らしをするのかなのか

1 地名への憧れはとても良く理解できます

生粋の埼玉県民である私は勝手に他県民の方々から下に見られていると感じて生きてきました。
「何も無い県」として自虐すらするくらいでしたので、他県への憧れはそれなりにありました。

特に、東京都や神奈川県など近隣の大都市や海への憧れはそれなりにありましたので、地方の方々が都会へ憧れる気持ちは良く分かります。

しかし、住むとなると冒頭のように資金的な問題も出てくるので、冷静にならざるを得ません。

2 都会の暮らしを想像する

都会には何でもあると言えるほど、施設、インフラなどが整っています。
路線も充実しており、自家用車が無くても生活に困らないと言われています。

ですから、利便性は間違いなく高いと思います。

タワーマンションなどでしたら、建物内に商業施設や医療施設なども併設されている場合もありますので、屋外に出なくても生活できるかもしれません。

一方で、庭付き・車庫付きの広々とした戸建て住宅に暮らしたい方にとっては都会で暮らすことはかなりハードルが高くなります。

自動車を所有することにしても、地方よりもかなりコスト増になると思いますので、そうまでしてでも都会での暮らしを維持していくかは住む前に考えておきたいところです。

■都会から地方へは簡単ではないのか

1 一極集中の裏では

東京都のタワーマンションや地価高騰のニュースばかりに目が集まりますが、一方で、お隣の我が埼玉県でも建売住宅などが凄まじい勢いで立ち続けています。

畑や田んぼはもちろん、森林、丘から崖のような場所まで開発され、次々と似たような家が量産されています。

わざわざ宅地に不向きな土地だったり、
元々の土地を何分割にも細切れにしたり、
土地の販売価格が抑えようとでも考えているのか、
積極的に暮らしづらそうな土地を量産しているようにも見えます。

建築物は「不動産」と呼ばれる通り、動かすことが出来ませんので、土地の持つ特性に大きく左右されることをよく理解しておく必要があります。

2 田舎・古民家への憧れ

都会への憧れがある一方で、
反対に田舎や古民家暮らしにあこがれる方も一定数いらっしゃいます。

一時は、ブームのようにメディアにも取り上げられていましたが、やはり現実が見えてきたのか、落ち着いたような気がします。

なぜ、田舎に住む方が都会に憧れるのか?
それは都会にはあるが、田舎に無いものがあり、
田舎にはあるが、都会に無いものがあるから、
だと思います。

良い面も悪い面ということです。

■足を運んでみよう

暮らす前の想像、妄想、憧れは必ずしも現実と近いとは限りません。

可能なら、実情を知るために、何度か足を運んだり、似たような環境に宿泊体験してみたりすると
「こんなはずじゃなかった」
が少なくなるのではないかと思います。

私自身、
自宅を建てる際には、弊社で初めて取り組む工法でしたので、
住宅の工法を開発した会社のモデルハウスを見学に新潟県まで足を運びました。

そして、一目で気に入って、家を建てるにいたり、
今も心地良い暮らしが継続出来ています。

その一手間が後から効いてくるかもしれません。

■最後までお読みいただきありがとうございます