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床リフォームの注意点

床は内装の中で最も傷みやすい箇所です。
ですから、床をリフォームしたいとお考えになったことがある方も多いのではないでしょうか?
今回は床のリフォームについてお話しさせていただきます。


■床のリフォームのポイント

●範囲を決めることが大事

床がバリアフリーになった現代では、部屋ごとに敷居で床が仕切られることなくフラットになりました。
段差が無いというメリットがある反面、
床をリフォームする際に狭い範囲で区切りがつかない傾向も見られます。

ですから、ある程度、まとまった範囲の床をリフォームするようになる可能性があります。
床は部分的なリフォームがしづらい箇所でもありますので、思っていたよりも広くなるかもしれません。

●床のリフォームの種類

  1. 床仕上げから床下地まで解体して床を造り直す

  2. 既存の床の上に重ねて新しい床を張る

の2通りの方法があります。

お安いのは圧倒的に「2」ですが、
「2」の場合は、床の高さが新規床の厚さ分、上がります。
上がることで、他の部屋との段差が生じたり、ドアが開閉できなかったり、する場合があるので、必ずしも採用できるとは限りません。

●床のリフォームだけで済まないケースもある

床をリフォームしたいとお考えの部屋にシステムキッチンや洗面台が設置されている場合、床のリフォームと併せてそれらの設備機器も取り替えることをお勧めしています。

設置したままでも施工できないことはありませんが、
もしも、近い将来、それらの機器を交換することになった場合には、床を再度リフォームすることになるかもしれません。

機器は全く同じものを設置するでもない限りは、例えサイズが近かったとしても、完全に一致しないことがほとんどですので、床が合わなくなってしまうため、改めて床のリフォームが必要になるかもしれません。

●物は全て移動する必要がある

壁や天井の壁紙を張り替える場合には、物を移動しながら施工することも出来るかもしれませんが、床の場合にはそうはいきません。

その部屋の床に設置された家具や家電、小物類等、全て別の部屋へ移動する必要があります。
と言うことは、一部屋分の荷物を移動するスペースが必要になります。

●大物は特に注意

家具などの中で特に注意が必要なのが〝大物〟たちです。

  • 冷蔵庫

  • 洗濯機

  • ソファ

  • テーブル

  • タンス

  • ピアノ

などは、移動するのも人手が必要ですし、冷蔵庫の場合はコンセントも必要です。
洗濯機の場合は、排水のことも考えなければならないので、ご使用になる場合には屋外への移動も検討することになります。

●床リフォームには体力、気力が必要です

床をリフォームするにはこのように色々と準備や検討が必要です。もちろん、全て丸投げ出来る業者もいるとは思いますが、その分の費用がかかります。

いつかやろうではなく、やれると思った時に実施するのがお勧めです!

■最後までお読みいただきありがとうございます