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日常に潜む個性。

普通になるという事への嫌悪感を持っていた頃。
他者と違う事をするのが個性で、型に嵌る事は不自由だと思っていました。

人生を「その人がそれまでの経験を通して削り出した彫刻の様な物」と捉えると、この世に二つと同じ造形の作品はありません。
全く同じ経験をしても、そこから得るものや失うものは人によって大きく異なります。
その「違いを作り出すもの」こそが個性なのでは無いかと思います。
その人の個性というフィルターを通す事で経験や知識が形を変え蓄積してゆく。
奇抜な言動をせずとも、平凡な日常の中で決して失われず、その日々を再構築し、それまで存在しなかった新しい価値を生み出す力です。当たり前の事を当たり前に行なっても、その人にしか出せない味が醸し出され、自然と溢れてしまうオリジナリティ。型を学んだ上でそれをより進化させる創造的な能力では無いでしょうか。

良い1日を。

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