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ホテルのラウンジ
何か文を書こうということで適当にタイトルを決めました。
別に伝えたいことがあるとか、考えて閃いたとかもありません。
強いて言えば、庭園にいる鴨を見下ろしながらなんで足がつく場所であえて泳いでるんだろうということをぼんやり考えています。
このタイトルにしたのは僕が今いるからです。
シェラトン都ホテル東京のエグゼクティブラウンジにいます。
そして鴨を見下ろしています。
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普通はspgカードのプラチナ会員からでないと入れない場所なのですが運がよく入れました。
ココアとかマフィンとか普段食べなれないものをむさぼってます。
スタッフさんにまたこいつかよ!と思われてるのかもう顔パスです。
僕のほかにも何人かここにいて、その人達について何してる人なんだろうと考えを膨らませるか、鴨をもうちょと観察するかの2択で悩んだ結果、
鴨を選びました。
思えば自分もちょっと前まで鴨だったのかもしれません。
足がつくことが分かっていながら泳ぐのはまるでどう転んでも助かる環境で行動した気になって満足してる自分みたいです。
そして日本がつまらないと狭い池の中にしかいないのに石の上で眠りながら嘆いてる自分。
いつも同じ鴨達(メンバー)でつるんで安心している自分。
別に柵があるわけでも、池から出れないわけでもないのに自分で勝手に柵を作ってそこにしかいない自分。
日本はなにをするにも柵がない恵まれた環境です。
今ある柵は固定観念や他人からの視線を気にして自分で作ったものだと思います。
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勇気をもって一歩池の外に足を踏み出してみれば素晴らしい世界が広がってるカモしれません。
短い足で歩くのは大変だし、従業員に見つかったら怒られて戻されちゃうかもしれないけど親とか他鴨(他人)からの目を振り切って動いた鴨にしか見れない景色もある。
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かくいう自分も自分でここにきているわけではないので脱走した鴨です。
いつ池に戻されるかはわかりません。
でも外の素晴らしい世界を知ってしまった鴨はまたその素晴らしい世界に行こうという気持ちが芽生えます。
色々経験するって大事ですね。
今もなんであんなところでパソコンいじってるんだろう、なんてタワマンから思われてるカモしれないし、その上には想像もつかないようなもっともっとすごい世界が広がってるんだろうなって思います。
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そんな今までの自分に別れをつげる気持ちをもって夜はラウンジで鴨を食べようと思います。
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脱走中の鴨より
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