ルールを守る
うちの職場には、自分の仕事を自分で採点する制度があります。
目標は達成したか、コストカットしたか、残業は減らしたか…等、4段階で評価するものです。
自己評価と言っても、全部最高の評価をしたところで、実態が伴っていなければ上司からの評価には繋がらないことは言わずもがなです。
その項目の中に、規律を守っているか、という設問があります。若い頃、当然守ってるから、自信を持ってA評価を付けたことがあるのですが、上司に呼ばれ、『規律を守るのは当然だから、ただ守ってるだけならBだ。周りにいい影響を与えてるくらい人格者になって、初めてAを付けるんだ。』と怒られました。あくまで自己評価なので、この指摘自体、趣旨に反するのですが、つまらないところで争うのも面倒なので素直に受け入れました。
私は周りに影響を与えるほどの人格者ではないので、それ以来、この項目はBを付けています。
ただ、これは大事なことだと思います。かつての上司がおっしゃるように、ルールなんて守って当然なのです。ここにプラスアルファを加えることができて初めて世間から評価されるというものです。
かつての私のように、ただルールを守るということだけで自分を過大評価する人はいないと思います。
ルールを守るということでもなく、他者を批判して相対的に自分をよく見せることでもなく、自分はこの国のために何がしたくて、何ができるか、そしてその先の未来はどうなるか、そういうことが論点になることを期待しています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。