危機をどう乗り切るか
台風10号はこれまで経験がない遅さとコースで、様々な影響がありました。
当初、関東付近は通らない予想で、特に対策を考えていませんでしたが、速度がかつてないくらい遅くなり、コースも時折直角に曲がる等、誰も予想できない台風になり、先週末くらいから、日本列島縦断で関東も直撃するコースになる予想になりました。
そうなると、外での作業を中止するか検討し、中止した場合の影響やリカバリーについて考えなければなりません。それは毎回想定していることなので、大きな混乱はありません。
しかし、今回、台風の目から遠く離れた場所でも、大雨になる影響が出始めて、金曜の大雨で、とある事業所の1階が浸水する可能性があり、その場合、迅速な避難が必要になるという、これまで経験したことがない危機への対策を考える必要に迫られました。
もちろん人命第一なのは共通認識ですが、前例のない事態に対応するのはなかなか難しいです。うちの職場の後輩が優秀なのは何度かご紹介していますが、こういう時にさらに力を発揮するのが彼のすごいところで、この場合はこうした方がいい、その場合はこう…等、次々と対策が思い付き、こちらが何も言わなくても自ら積極的に調整していきます。オレがやってやるという姿勢です。
この時点で、だいぶ目処が立ったので、彼のおかげで週末はある程度安心して過ごせましたし、緊急の呼び出しもなく、周辺で特段大きな被害がなかったことは幸いだったと思います。
前例のない今回の台風を1つ大きな経験値として、次の台風の対策を考えたいと思います。そして、危機的状況にも逃げずに、冷静になりつつも積極的に対応していくという後輩の姿勢をチームに浸透させたいと思います。
最後に、今回の台風で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。