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#20 死と向き合った先に見えた、これからの自分の未来

一つ質問が、、、


「死」ってなんですか?


どーん!!!!


っと、かなりヘビーなトピックについて今日は向き合ってみようと思います。というのも、まあ悩んでいるんでしょうね、これからの自分の生き方について。

始めからなに時速160キロの豪速球投げてきてんだよ!!と思われた方すみません。でもこれがシンプルに今の自分の頭の中にある大きな問いなんです。


よかったら、引き続き一緒に考えてもらえると嬉しいです。


さて、死ぬことがどういうことかはなんとなくわかります。息が止まるとか、心臓が動かなくなるとか。医療者の方であれば死の三徴候(上記に加え、瞳孔散大)を答えるかもしれません。でも、「死」って何?って言われると、それ以上の答えが浮かんでこないのは私だけでしょうか。



余命宣告を受けた学生が”命をかけて”受けたいと願った、あの有名なイェール大学で20年以上も人気の伝説の授業。講師を務めるのはお髭ボーボーのシェリーケーガンおじいちゃん先生です。


「死」とは何か
 
人は、必ず死ぬ。
だからこそ、どう生きるべきか。

機会があればこの授業だけを受けにイェール大学に忍び込んでやろうとも思っているくらい興味がある授業です。どうしても受けれないので対症療法として、本を手に取りました


するとケーガンおじいちゃん先生は「死はもうすでに感覚として経験済みである」と言っているではないですか。


なにぃぃいい。


え、いつ!?どこで、どのタイミング??感覚として経験済み????人生で一度しか起こらない死についてもうすでに私たちは経験しているようなのです。


また、死について、「人格・思考が無になる状態、または夢を見ずに眠っている状態」と本書の中で語っています。


んんーそう言われれば、激務が続いて睡眠時間が全然確保できていなかった週末にベッドにダイブしてから目覚めるまでのあの時間は感覚的に死に近いのかもしれない、、、、。このことをすでに私たちが経験している感覚としての「死」と、おじいちゃん先生はおっしゃられているのか???


読み進めると、、、ありました。先生の言う経験済みの「死」の感覚が。

赤ちゃんの時にお母さんのお腹の中にいた時、何か怖いことあったか?

なるほど。と首を縦に何度も揺らしてしまいました。経験済みの「死」の感覚についてはわかりました。でも、「死」って怖いですよね。


死の感覚を経験済みとはいえ、お母さんのお腹の中にいた時なんて覚えてないし、そもそもやっぱりわかんないから怖いんじゃん。


と思った私の気持ちに対しての答えも、ケーガンじいちゃんはしっかり用意してくれていました。

でも、怖いよねぇ。それはあなたがこれからの未来を楽しみに思っているからだよ。



と言うではありませんか。先生はこれについて『剥奪説』というもので説明してくれていました。例えば、死ななかったらもっといい人生があったはずなのに、、、と死んでしまったことでその人の未来が失われる=奪われる。自分のこれからの素敵な未来が失われる、奪われてしまうという感覚が恐怖につながっているのだろうと。


100歳のお爺さま、お婆さま方には、この『剥奪説』はほとんど当てはまらず、逆に若者や子供たちであれば当てはまるのだといいます。やりたいことがまだたくさんあると奪われるものが多いからですね。

剥奪説かぁ。そんなこと考えたこともなかったよ。

ここまでで経験済みの「死」の感覚(状態)について、素敵な未来を奪われるという恐怖の理解ができた。そこで、また疑問が浮かんでくる。


じゃあどう生きていけばいいの??ケーガン!!


人生は何もしないには長すぎるが、何かをするには短すぎる

シェリーケーガン


最後にシェリー先生は、死を免れない私たちへ最高の戦略をこう伝えてくれています。

①明日死ぬかもしれないなら、達成可能性のあることをする

②人生で際立って価値の高いものに目を向ける


達成可能性のあること際立って価値の高いものかぁ。どんなことが当てはまるのだろう、、、。考えた結果、自分なりに導いた回答が以下の二つ。


・自分の周りにいてくれる人たちへ感謝を伝えて生きていこう。(達成可能性?)

・「健康」「愛」「お金」としっかり向き合ってそれぞれをどのように自分の人生に組み込んでいくか時間を使って考えていこう。(人生において価値の高いもの?)


本書を読んで「死」と向き合ってみて、少しばかりだが今後の自分の未来について見えてきた気がする。


人間には二つの人生があり、一つしかないと気づいた時、二つ目の人生が始まる。

孔子


人生は一度きりと思っていたけど2つもあるんだとさ。今の自分はどちらの人生を歩んでいるのだろう。この本を手に取り、死と向き合ったことで二つ目の人生への扉が開いた気がする。


本書では他にも、、

不死を手に入れたい?

死は悪いもの??

などのことに言及しており、私自身さまざまな視点から死と向き合う充実した時間になりました。


最後まで読んでくださってありがとうございます。今回は少しテーマの重たい内容だったので、ここまで読んでくださった方はかなり疲れたかもしれません。普段考えないことを考えると疲れますよね。ゆっくり休んでくださいね。今日もお疲れ様でした。おやすみなさい。


Fumfum…
自分の死後の世界は大して何も変わらない。ちょっぴりと違和感を残して進んでいくだけだとさ。memo🤓



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