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チューブレスエア漏れ対策

ここ数レース続いたスローパンク。

いままでもスローパンクはあったんですが、半日もエアがもたないようなスローパンク(もはやスローとはいえないかも)は、これまで経験したことがありません。

確かに昨年、シーラントをスタンズのレースシーラントからimeZi+に変更した際、バルブ付近からのエア漏れが止まらず、Vittoria AIR-LINER GRAVEL専用バルブからPanaracerのチューブレスバルブに変更したことはあったんですが、ここ数レースのスローパンクは尋常ではない(というかレースにならない)ということで、思いつく限りのチューブレスエア漏れ対策を実施。

まずチューブレステープのバルブホール対策。

これまでもチューブレーステープを巻くときは、バルブ付近のみ二重(場合によってはバルブ付近のみさらに重ね貼りして三重)にしていました。

しかし、それでもバルブ付近からシューっと勢いよくエア漏れすることがあって、おそらくバルブホールの開け方に問題があるんぢゃないかということになりました。

これまで重ね貼りしたチューブレステープのバルブホールは、カッターで開けていましたが、どうしてもキレイな丸にカットすることができず、切れ込みが入ってしまうため、おそらくそこからエア漏れしている模様。

熱した鉄の棒で開ける方法もありますが、丸い穴で思い立ったのが、穴あけパンチです。

たまたま家にあったのが、カールの穴径5.5mの1穴パンチで、穴のサイズがちょうどバルブホールのサイズとほぼ同じ。

本体横に穴の位置の目印があるので、そこにテープの中心に合わせてパンチします。

これでチューブレステープにキレイに穴を開けることができました。

さらに念には念を入れて、バルブのガスケットメイク加工を施します。

ガスケットメイク加工とは、液状シリコーンガスケットを用いて、バルブとリムを密着させて、エア漏れを防ぎます。施工に当たっては、カミハギサイクルさんの記事を参考にさせていただきました。

施工に必要となるのがワコーズのガスケットメイク。1回の使用量はほんの少しですが、チョット高いのが難点。しかし背に腹は変えられません。

バルブを装着する前にリムとの接触面にガスケットメイクを盛ってから、すぐに装着します。カミハギサイクルさんのホームページでは「取り付けてしばらく(30分〜1時間程度)間を置いてください。」とあります。

しかし、箱に書いてある《使用方法》には、「組み付け後3時間以内は油脂類の注入をしないでください」とあります。シーラントを入れることを考えると、時間の許す限り使用方法通りの時間は放置した方が確実とは思われます。
硬化後にはバルブが外せなくなるんぢゃないかとの不安もありましたが、1回試してみましたが、硬化後でも外すことは可能です。ただし、固まったシリコンのカスが残りますので、バルブを再利用する場合は、丁寧に除去する必要があります。

ちなみに箱に書いてある《使用上の注意》には、「長期保存すると硬化して塗布できなくなるため、目安として開封後6ヶ月以内に使用してください。」とあります。手持ちのホイールを全部ガスケットメイク加工したとしても、多分6ヶ月では使いきれないので、6ヶ月を過ぎて本当に硬化してしまったら…ちょっと考えたくはないです。

最後に使用するシーラントも変更。

これまで使用していたimeZi+のシーラントに変えて、評判の良いMuc-OffのNO PUNCTURE HASSLE TUBELESS SEALANTに変更。

これらの対策によりバルブ付近からのエア漏れは、一切無くなりました。タイヤ交換やチューブレステープ交換のタイミングで、順次全てのホイールにガスケットメイク加工をしていこうと思っています。

#自転車 #チューブレス #シクロクロス #パンク

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