21日 伝える力
先日、大学の先輩と飲んで、帰りの別れ際にお土産を渡した時のことだ。
その先輩とは1年ぶりに会い、1年前のお土産は日本酒、今回は和菓子を渡した。
帰りぎわに私から先輩へお土産を渡した時に先輩から「お土産ありがとう。そういえば去年もらった日本酒も本当に美味しいかった。職場の上司が家にきた時に、大学時代の可愛い後輩からいただいたんですって一緒に飲ませていただいたのだけど、その上司も美味しいって飲んでくれたよ。本当においしいお土産ありがとう。」と有難い言葉をいただいた。
正直、お土産をもらうときなど「ありがとう!おいしくいただきます!」だけで良いものだ。一方で、私の先輩は前回何をもらったか覚えていて、それを食べた時のエピソードも話してくれたのだ。私があげたものについて、先輩の上司と共有してくれたことも、お土産をおいしくいただいてくれたことも嬉しかった。
結論「おいしい」「ありがとう」だけの事象を伝える時に、言うことはできるが伝えることは難しい。相手に伝えるために先輩だったら具体的なエピソードを話してくれた。日常生活の中で相手に伝えて、心を揺さぶる・行動を促すためには言うだけでは足りないのだ。伝えるために何が最善なのかを考えうる限り考えなければいけない。
そんなことをこの先輩は普段からしているのだろうとこの1動作を見て感じ取った。やはり敵わないし、この先輩のようになれたらといつも思う。
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