1番の味方
就職活動であの街へ通った3ヶ月
山手線を覚えて
ストロベリームーンをみて
区立図書館に立ち寄って
ここにも人は住んでるんだと安心して
時には、
大都会の真ん中で
不安に押しつぶされて
眠れない帰路に着いて
そんなこんなであの街とも少し友達になれた
学んだことはたくさんあるし、
素敵なたくさんの出会いもあったから
幸せだな
って思わないとやってられない
終わり方だったけど
これでよかったんだ
そう、心から偽りなく思える日まで
6月の満月を見にあの街へ出かけよう
新しい気持ちで新しい生活を始める
でも、どうしようもない後悔で
どうすることもできなくなってしまったら
そんな事を思う日には
考えて止まらなくなってしまった夜には
またあの街に行くのもいいかもしれない
同じ場所を辿ってみるのも
悪くないかも知れない
知ってる人がいない街は寂しいけれど
時に優しいのかもしれない
そんな場所があることが
その存在を作りあげたたった3ヶ月が
1番の味方だったりする