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藤井風くんの『満ちていく』を聴いて満ちていくもの

藤井風くんの「満ちていく」
ここのところずっと聴いています。
ミュージックビデオでは
老人になった藤井風くんがずっと
日記のようなものを机に座って書いていて
自分の人生を振り返っているかのような
シーンが出て来ます。

走り出した午後も
重ね合う日々も
避けがたく全て終わりが来る
あの日のきらめきも
淡いときめきも
あれもこれもどこか置いてくる
それで良かったとこれで良かったと
健やかに笑い合える日まで

満ちていく歌詞

彼の若い時からの人生を振り返っているような
シーンが続いていて
若い藤井風くんの老人姿が不思議で
最初は似ている役者さんがしているのかな
と思っていたけれど
どうやら藤井風くんも春馬くんのように
型をとって特殊メイクをしている様子です。

シーンの中では謎の女性との思い出が
織り混ざっていてこの女性が
昔の彼女なのか
主人公のお母さんとの思い出なのか
よくわからないけれど
ただ年取った主人公の部屋には
その女性の絵が架けられているので
その女性は、彼にとってとても大事なひとなのだろうなと想像できます。

映像のシーンは若い青年に戻っていて
そこでの藤井くんはスーツ姿でエネルギッシュに働いていて踊るように歩いているスーツ姿の彼の背景は、日本じゃなくニューヨーク?のような佇まいで、そこではなにか諍いがあったようで
聖人のような藤井くんがなぜか喧嘩をしている
シーンにつながっていきます。
老いた自分が若い自分を回想しながら物語を綴っているのかしら。

明けてゆく空も暮れてゆく空も
僕らは超えてゆく
変わりゆくものは仕方がないねと
手を放す 軽くなる満ちてゆく
満ちてゆく
手にした瞬間に
無くなる喜び
そんなものばかり追いかけては
無駄にしてた"愛"という言葉
今なら本当の意味が分かるのかな
愛される為に
愛すのは悲劇
カラカラな心にお恵みを
晴れてゆく空も荒れてゆく空も
僕らは愛でてゆく
何もないけれど全て差し出すよ
手を放す軽くなる満ちてゆく
開け放つ胸の光
闇を照らし道を示す
やがて生死を超えて繋がる
共に手を放す軽くなる満ちてゆく
晴れてゆく空も荒れてゆく空も
僕らは愛でてゆく
何もないけれど全て差し出すよ
手を放す軽くなる満ちてゆく

満ちていく

藤井風くんの歌詞はいつも不思議です。
今生きている世界のことと
それに続いていくあちらの世界のことを
違和感なく綴ってくれます。

わたしにはあちらの世界に帰って行ったら
この世界のことはすべて肯定できるんだよ。
どんなつらいことも悲しいこともね。
嬉しいことや楽しいことだけが人生じゃないけど、起きたことにみんな意味はあって
そのすべての意味はきっとあちらの世界で
理解できるんだよ。
だから全部含めてニ度とない「今」を楽しんで。
といつも伝えてもらえている気がしています。

だからかあんなに若い風くんなのに
風くんのミュージックビデオのコメントを
読んでみると驚くぐらい
みんなが自分を開いて自分の人生を語ってくれているのです。
今 人生が終わりかけているひと。
そして大切なひとがあちらの世界に帰ってしまってとてもつらい人たちの真摯な言葉が連なっています。

藤井風くんの心の中にあるメッセージが
歌詞や音楽に溶け込んで自分の人生を肯定されて
受け入れられているような気持ちがするのだと思います。
それはすごく軽く聞こえるかもしれないけれど
愛だと思うのです。

そのコメントの中に
とても心に響く言葉があったので
失礼かもしれないけれどお伝えしたいと思いました。要約ですが、大切なひとを亡くして
立ち直れないと自分を責めているひとへの
メッセージ。

『あなたの大切な人はあなたからの愛で満ちているし
あなたは大切な人への愛で満ちているでしょう?
その大切な人はきっとあなたへの愛で満ちているよ。』

藤井風くんを教えてくれたのは春馬くんです。
たくさんの音楽を聴いていた春馬くんは
今もこの藤井風くんの「満ちている」を聴いているかしら?
「満ちている」の中で

『やがて生死を超えて繋がる
共に手を放す軽くなる満ちてゆく』

という言葉があるけれど
生死を超えて確かにつながっていると思います。

風くんがこの曲に
愛は求めるものではなく
与えるもの。
与えれば与えるだけ満ちていくもの。
というコメントがあって
さっきの返信メッセージは、
とても心を揺さぶられました。

生死を超えて大切な人がいて
きっと想いは、通じていて
愛で満ちていたらいいなと思います。
どうかこの曲を春馬くんも聴いていますように。




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ろーず
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