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私にとっての「天外者」と三浦春馬くん
さっき「天外者」の7回目の鑑賞。
仕事も振り替えてここまで来たけど、あと4日間ある映画「天外者」は、もう私にとっては今日でラスト。
今までずっと見てきて
春馬くんが五代さんにしか見えなかったけど
今日は逆に五代さんが春馬くんに見えてしょうがなかった。
髷を自分で切るシーン。
五代さんの生き方や考え方が、自分たちと違いすぎて理解できなくて、存在が邪魔だと殺そうする人たちに対して、
自分で髷を落として、これ以上 俺の邪魔をするなと、言い捨てた五代さん。
春馬くんも本音ではずっとこう思っていたのではないのかと。
人と争う事が嫌いな人。
おそらく出来れば周りのみんなに感謝しながら前に進んでいきたい人。
そんな春馬くんを理解出来なかったり、邪魔に思ったりしていたらしい人たちの存在。
そんな中で、どれだけ悲しくて辛かったろうか。
「天外者」のメッセージは親や子や人を信じること。
独りじゃないってこと。
生き続けるという事は、残された人が逝ったひとの思いを引き継ぐということ。
周りの人に感謝の思いを持ってお互いに助け合うということ。
それがひいては良い国を作っていくということ。
春馬くんの一作品一作品はその時の春馬くんが本気で思いをかけて作ってきたもの。
彼はそれによって命を削ってしまったのかな。
もしかして、最初から
春馬くんの命の寿命は、決まっていて
その中で命の灯を燃やしながら
短く濃い人生を駆け抜けて生きたのだろうか。
見ていて思う事は、本当に真摯な人。
その真摯さが眩しすぎて
一部の周りの人間には理解できなかったのかな。
春馬くんと長い時間をたぶん生きるだろう人は、命の時間の濃さが違ったのかもしれないね。
ひとつだけ思う事は
春馬くん自身は自分で死のうなんて
どう考えても思っていなかったように思う。
そして亡くなった彼にとっては全て過ぎた事で
彼にいろんなことをしてきた人たちのことも(もしそういう事があるのであれば)彼にとってはいっぺんの曇りもなく許しているだろうと思えることだけ。
私がこれからできる事はなにかとずっと
自分に問いかけている。
彼の不器用な生き方が大好きだという事。
彼の真摯さが大好きだという事。
彼の才能が大好きだという事。
そしてたぶん彼の存在自体が、大好きだったという事。
「天外者」は、いろんなことを教えてくれるけど
母の立場で言えば
子供は、どんなに危なかしく見えようとも
その存在を全力で認めて
応援する。味方でいることしかできないということや、
利他の精神。かな。
ちょっとずつ自分の我を抑えて、周りの人のシアワセを願うということ。
「天外者」のテーマって、結局春馬くんの生き方そのものやん。
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