2回目の夏の日に春馬くんの好きな蓮の花に会いに行った日

春馬くんが故郷の蓮の花畑を教えてくれた時から蓮の花と向日葵は、桜の花と共に
春馬くんを呼び起こす花。

夏が似合うから
向日葵が似合う人だけど
今日はどうしても蓮の花に会いたかった。

蓮の花は朝の開花という言葉に　　　　　　　　早起きしてひとりで、お出かけした。

初めてきた公園で
綺麗に咲き誇るこんな身近に見た蓮は
大輪の花びらと共にとんでもなく美しかった。

緑と色鮮やかなピンクと薄い白。
このコントラストが美しい。

そしてこんなに大輪に咲き誇っているのに
泥水の土の中でこそ咲くというところが
なんかすごいな。

蓮を見て公園から帰りかけたら
もう帰るの？こっちに回って帰りなよって　　　声をかけられた気がしたから

来た道を迂回して公園の中を歩いていたら

ものすごい群生する蓮の花畑に遭遇した。

こっちがメインだったんだね。笑

気がつかないでもうちょっとで帰るところだった。

きっと声をかけてくれたのは彼だと
思いながら、ベンチに腰掛けて
時間も気にしないで
見惚れてしまった。

空は薄曇りで
木陰のベンチには
誰も座ってなくて蝉はせわしなく夏だよって告げて、風が優しくそよそよ流れていっている。

大輪の蓮の花を優しく
撫でるように
包むように。

ふと
この蓮の花の群生している
ひとつひとつが
春友さんたちで
みんなで春馬くんを慕っていて

この風の中に春馬くんがいるのだなと
感じてしまったら、
今日はじめて泣きそうになった。

春馬くんはtouristの真のように
私たちのそばで
通りすがりながら支えて
包んでくれてるんだよね。

そういうことが素直に信じられる気がする。

さて
次は向日葵畑の中で寄り添ってくれる
春馬くんを探しに行こうと思う。