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わたしがnoteに書いて伝えたいチョコミントが好きなひとのこと

まともに文章を長い間、書いていなかったわたしが
ふと書き出したのは、ほんのいつもの好奇心だった。
いろんなことを始めてみては、途中で飽きることを繰り返して、ほんとうに好きなことじゃないとわたしは続かないと思ってはいたものの、今ではWEBに移行して届かなくなった地方紙に載った募集の記事がきっかけだった。

「あなたもあなたの街の素敵なお店を紹介してくれませんか?」

もちろんすんなりいくとは思っていなかった。
ブログ経験がある人ということだったけれど、
面接まであるなんて、聞いちゃいないよということだった。好奇心と瞬発力だけで面接にいってみた。

そしてネットにのせる新聞媒体の地域情報をお届けすることになった。

なにしろお店をひとりで取材して記事を書いていくなんて、やったことないよー。

やったことないことをやってみたくなる、わたしのいつもの好奇心から悪戦苦闘が始まった。

熱心にカフェ巡りをするのが趣味でもないわたしが、
記事を載っけてもいいよという優しそうなお店に突撃取材して写真を撮ってネットに記事をあげていくのだ。

所定のブログを使った文章しか書いていないわたしがワードプレスを使ってメールのやり取りだけで仕事していかなくてはいけないなんてね。

ほんとうにわたしの好奇心ってやっかいだよと思いながらも諦めないで続けて9年目になる。

驚き。

「自分のペースで空き時間にやっていってくださいね」という仕事先の優しい配慮で続けられたようなものだと思う。

先日スマートニュースをスマホで見ていたら
わたしの取材して書いた記事が2本もあがっていた。

ライター志望でもないわたしが毎年の更新時期のたびにクビになるか、わたしが自分から辞めるかと葛藤しながら仕事していたので、とても有り難かった。

こんなふうにお店をご紹介させていただきながら、
自分のなかではライターとしてやっていく気持ちも覚悟もなかった。

わたしが書くということは

それがあの日を境にちょっとずつ変わっていった。

春馬くんのことだ。

あの衝撃の日からわたしの半分は停止状態。

心理学には詳しくはないが、おかしくなった自分を、もうひとりの自分が斜めうえから眺めているような状態に陥った。ショック状態にいる自分を冷静な自分がはたから眺めているようなそんな状態。

心のバランスもコントロールも機能不全で
突然に涙が堰をきったように場所構わず流れ落ちる。

見かねた友人が「あなたは書く人だからその気持ちを書いていったら?」と伝えてくれた。

そんなことにも気が付かず、わたしはひたすら
noteの春馬くんのことを書いてくれる素晴らしいノーターさんたちに毎日「イイネ」を押し続けていたのだ。

自分で春馬くんのことを書く??

そしてあの日から半年くらい経った頃、喪失感が苦しくて書き出した。
自分のなかで寂寥感と喪失感と、なぜいなくなったのかという疑問と葛藤が溢れそうだった。
グリーフケアだったのかもしれない。

そして5年近い日々が流れた。
わたしは相変わらずここに春馬くんへの想いを書き続けている。

あんなにたくさんおられたノーターさんたちは、
春馬くんへの想いは心に秘めて、大事に抱えることになさったようで今でもやり取りさせていただけている限られた人だけになった。

この5年もの時間にたくさんの春馬くんへの想いを書いてきた。

それはわたしの一方的な想いだけれど、少しずつ少しずつ変化してわたしに書いていくという大事なことを残してくれたように思う。

春馬くんはすごい人だから、わたしが書かなくても
多くのかたが、春馬くんのことをたくさんの言葉で素晴らしさを伝えてくださっている。

そこにわたしも連なりたい。

春馬くんがどう生きて、どう生きていきたいと願っていたのか。

わたしの言葉でわたしの文章で書いていきたい。

いつの日か、わたしの言葉で春馬くんのことを書く文章を目にすることが出来たらと願うようになった。

それはライターとして書くことに向き合いたいと
いう気持ちになっていったと思う。

春馬くんのことをもっともっとたくさん素晴らしく伝えられる人はたくさんいる。

でもわたしもわたしの思う、チョコミントが好きだった春馬くんのことを伝えていきたい。

それが私にとっての書いていくってことかもしれない。


注:チョコミントはアイネで美緒ちゃんと佐藤が食べていた時に美味しそうだったもの。


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ろーず
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