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ある日の三浦春馬くんを伝えたくて

わたしは春馬くんに会ったことがない。
春馬くんが10代の頃から好きだったけれど
春馬くんがどんな人だったかを
本当に知らなかったのだと最近よく思う。

もちろんわたしが知っている範囲なんてネット
で知り得た情報だけだからおこがましいことだとは
思う。


番宣春馬くん

最近作品をあまり見られずに
番宣などで上がってくる短い情報をこま切れに見ている。
ある番組に外国から春馬ファンが春馬くんのいる日本を訪ねてきていた。
そのVTRを見せるためにスタッフさんに呼ばれた春馬くんがやってきて、
自己紹介をしている「三浦春馬です」。
スタジオに入ってきた春馬くんが遠目からもTシャツ姿で細身の普通のボトムスで近づいてきている
(仕事なのであの独特の私服姿ではなく普通で残念?だった。笑)

高身長でスタイルが良いので遠目から近づいてきただけでモデルさんのようで、スタッフさんは思わず
「本物ですか?」と聞いていた。
それもどうかと思うけど真面目な顔で近づいてきた
春馬くんは「本物です」と真面目に答えて、それからその顔を一瞬でくしゃっと砕いて、あのよく見る三日月お目々で笑顔になった。
その間、ほんの一秒。
たったのこの一秒のシーンでスタッフさんも、テレビを見ていたお茶の間も心が鷲づかみになったと思う。

あらためていうことでもないのだけど、春馬くんはカッコいい。
その身長もスタイルも動作も、すっすっと近づいてくる様子も。
そしてたぶんとても真面目だから、初対面であろうスタッフさんにも礼儀正しく近づいてきて自己紹介をする。けれど「本物ですか?」と聞かれてやっぱり真面目な顔で「本物です」と答えたあとであの笑顔。
一秒で変えるあの表情。
このギャップにやられてしまうんだよなと思ってしまった。

また別の番宣では春馬くんはよくあるクイズ番組で回答者として登場していた。
根が真面目だし負けず嫌いだから、たぶん最初は、
落ち着いて回答しているのだろうけれど
なにしろ切り抜きだからヒートアップしているシーンを捉えている。
たぶん春馬くんが答えようとしていたクイズの回答を他の人が先に答えてしまったんだろう。
悔しそうな、がっかりした顔。そしたら答えが間違った。え?やった!と驚いたあとの、してやったりの顔。そして自分もチャンスとばかりに答えて間違えてしまってがっかりした顔。
その瞬間、別の答えを思いついて今度は正解。
その瞬間のガッツポーズ。この間5秒くらい。笑。
司会者にもその短いあいだにくるくる変わる表情の変化を突っ込まれていたけれど、
その5秒の間の春馬くんの表情の変化がとっても面白かった。
もちろん番宣だから仕事だし、
自分の作品の代表だから一生懸命なのは、わかるけど、この5秒で三浦春馬がどういう人なのかがとってもわかる。
あたまの回転が早くて表情がくるくる変わって、その全部が素の表情。
がっかりしたり、悔しがったり、喜んだり、落ち込んだり、歓喜したり。
なんて多彩な表情で素直で正直な人なんだろうと思う。
せかほしはMCでもあるので、もうちょっと緊張して気取ったところもあるけれどそれはJUJUさんのツッコミで脆くも崩れ去って、素に近い春馬くんがそこにはいて、天然までもが加わっていた。

俳優春馬くん

俳優春馬くんは天才だからあまりにも演じる姿は自然で。他でたまに見かける、役どころが自分のキャラクターに似ていたり、やっている役どころに自分を近づけていたり、よく言われる憑依でもなくて、
ただそこに自然にいるから三浦春馬とその役の違いがわからなくて、ただポカンとその世界のその役の彼を見つめてしまう。
この役と自分の境目をいっさい感じさせずに自然であるということがどういうことなのかが、わたしにはどうしても理解が出来ずにいつも茫然としてしまう。
三浦春馬という役者は、漠然とそういう自然な人であったという輪郭だけを受け取っている気がずっとしている。

2018年の暮れの朝の情報番組で2019年目標はなんですか?と聞かれていて、ボードを持った春馬くんは「バイクの免許」と書いていた。
「もしかしたら、来年仕事でバイクに乗るかもしれないので、前から欲しかったバイクの免許をこの機会にぜひ取りたいんです」と答えていた。

実際は2019年の春馬くんのスケジュールは超過密でTwo Weeksの撮影には、間に合わなかったみたいだけど、2020年の春には大型バイクの免許を取りに行っていたね。

春馬くんがテレビの情報番組や雑誌の取材で答えていたことは、本当に彼が正直に考えていたことを、
そのときに答えられる範囲で答えてくれていたのだと思う。夢も目標も。

Paul•Smith

話しは変わるのだけど、最近仕事で「ブランディング」のことを勉強した。ブランディングは「理念や想いやビジョンがオーナーのマインドに基づいてコンテンツに落ちていることが大事。」という。

勉強中、わたしの頭の中を駆け巡っていたのは、「Paul•Smith」のブランドだった。

勉強したなかにブランド化はファンを作ることということがあった。
俳優だった春馬くんが選ばれて、あるショーのイベントに参加したときに、その花道で歩いている彼を見たポール・スミス氏が「彼は誰?」と聞いたらしい。
春馬くんは俳優の自分がこういったショーに参加することはそのモデルさんの仕事をうばうことになるかとも思うけれど、せっかく機会をもらったのだからと歩いていたらしい。もう実際とんでもなく花道を歩いている彼はカッコよくてモデルとしてもさすがな人だと思う。
そこからPaul・Smithのブランドアンバサダーに抜擢されたのはご存知のとおりだけど自分の名前が冠するブランドに対しての想いや理念はポール・スミスさんでなくてもすごいもので、それを体現できる春馬くんだったのだとあらためて思う。

再会したポール•スミスさんと春馬くんは、まるでおじいちゃんと孫のように和やかで、ポール•スミスさんが春馬くんのことを、とてもかっていて可愛がっている様子がわかるほのぼのしている映像だった。
もちろんPaul・Smithを着ている春馬くんはカッコよくてブランディングは、ファン化を促すという言葉を体現した仕事だったと思う。
歩いていてもPaul・Smithのショップはずっと気になるし、
スーパーでは変わらず伊藤園を愛用してしまう。笑。

この世界にたくさんのものを置いていってくれた春馬くん。
Paul・Smithのブランド•アンバサダーは、春馬くん以外にはいないそうだよ。
だって普通のTシャツとボトムスだけでも魅了してしまうんだから、あんな素敵なブランドを着ている春馬くんだったらそれは唯一無二だろう。

性格も姿カタチもその仕事も素晴らしかった彼だから
神さまにも可愛がられて大急ぎで呼び戻されたのかと思う。
けれどもう少しわたしたちのもとに置いていて欲しかったと神様に文句を言いたくなってしまうのだ。

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ろーず
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