コンフィデンスマンJPロマンス編のジェシーのことを語ってみた
あのコンフィデンスマンJPロマンス編が地上波テレビで流れてから一年半が経って地上波にまたロマンス編が戻ってきた。
春馬くんが好きな私たちは、あれからもずっと映像を見ているし、ずっと考えていてどこか時間が止まっているから一年半も経ったんだよと言われても、どこか嘘のような気がしていてコンフィデンスマンの世界に
紛れ混んで騙されているように、起こったことが、
騙されたことのようになかったことに出来たら
どんなにかいいなと思うけど、これは現実に起きてしまったことなんだよねと、噛み締めながら放送を見ている。
思えばあれから、ほとんどテレビを見られなくなったのでミーハーだったわたしが、すごく世間から取り残されているけれど、世の中は進んでいるのかな。
ところであらためてロマンス編を見ていると、竹内結子さんの圧倒的な存在感と美しさと華と、スタアの呼び名に深く納得してしまう。
美しいし、可愛いし、優雅で、ああ竹内結子さんだとしみじみと思う。
ローマの休日のオマージュでもあるシーンのふたりは最高です。
そしてジェシーのこと
そしてジェシー。
春馬くんはたぶんいろんな役どころがやりたくて役を選んで演じてきた人なんだろうけど、罪と罰のラスコーリニコフとジェシーが同じ人が演じているなんて
ある意味、信じられる?
それはあまりの振り幅だけど、例えば 僕のいた時間の拓人やラストシンデレラの広斗も、真逆すぎるキャラクターだけど、ほぼほぼ 同じような時期に演じている。
そんな右から左のように、いろんな役どころが春馬くんのカラダを通してさまざまに生まれてきたことが
あらためてすごいことだと思う。
そんな春馬くんだから、ジェシーの中での振り幅も当然で詐欺師と言われても中国語であなたを追っている人がいると言われてタクシーに誘われても、つい乗ってしまうだろうし、そしてお金だけ払って反対側のドアから自分はすぐに降りて後ろも振り返らなかったら、なんて素敵な人なのと思うだろうし、
道を歩いていて電車が近づいてきたら、スマートに自分が車道側に回って守るようにエスコートされると
大事にされているんだなとつい喜ぶだろうし、
おいでって両手を広げられると「うん」とうなづいてその両手に包まれてしまいたいと思ってしまうだろう。
天才恋愛詐欺師なんだから、あたりまえなんだろうけど、女性がなにを喜び、なにに幸せを感じるのか
そしてそれをあんなにスマートにやってのけ、
そのうえであのビジュアルで、あの笑顔を持っている。
落ちない人なんていないよね。
ダー子の言った言葉、心を掴まれたら終わり。
そのまんまだと思ってしまう。
でもジェシーの凄さは、そんなスマートなカッコ良さだけではなくて、本質な悪い男もチラチラ見えるところ。
落ちそうで落ちない氷姫に、見えないところで「チッ」と舌打ちする悪い顔。
江口洋介扮する赤星にダー子たちに騙されたことがバレてボコボコにされて情けなく逃げ惑う姿。
ここは春馬くんのアイデアらしいけど、「顔だけは、殴らないで」と、怒った赤星に殺されるかもしれないのに、自分の商売道具の顔だけは守る打算的な小狡さ。
そしてダー子からの手紙で、騙された自分を大笑いしている赤星の隙をついて逃げ出しながら赤星に向かってお尻をペンとはたいて逃げ出す小悪人のしたたかぶり。
振り幅がすごい春馬くんならではの、ひとりの人間の中での二面性の演じ分けに感動すら覚える。
コンフィデンスマンJPは、このどんでん返しにつぐ、どんでん返しが楽しくてずっと笑いながら見てしまうけれど、ジェシーの中でのどんでん返しも、たまらなく魅力的でロマンス編の中核なのだと思ってしまう役どころだ。
でもファンは知っているけど、春馬くんはこのジェシーをそのカリスマ性から研究して春馬くんの素にはカケラもないこのキャラクターを作り上げているってところがやっぱりすごいって思うよね。
中国語を喋っていると、つい真夜中の5分前のリョウを思い出したり、ジェシーがフェイクで撃たれる瞬間の倒れ込む寸前の顔や両手を広げた姿に、ブレイブ群青戦記の「元康さまー」とつい叫んでしまったりした。
心をがっつりジェシーに掴まれてしまった。
さてこれから春馬くんが、ジェシーを作るのに参考にしたというヒュー•グラントのでている、ブリジット•ジョーンズの日記を見ようかな。
リアルで映画館で見ていたわたしは、こんなところもつながっているとどこか嬉しくなってしまう。
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