藤井風くんのライブに行って罪と罰の時のサッカー公園に行ったお話し
大阪ピロティホール罪と罰の時の公園
2019年2月は森ノ宮のピロティホールで
罪と罰が公演されて
そのピロティの裏の公園で
春馬くんがサッカーをしていたと聞いて、
どこの公園なのかなぁと
ずっと思っていたのですが、
数年後の同じ2月に藤井風くんの
ライブが大阪城ホールで行われ、
ライブを観にいくため
出かけようとした時に
ふと公園を探しに行こう!と思い立ち、
ひと駅手前の森ノ宮で降りて
ピロティホールの裏の公園を探しに行ってきました。
そう思って見てみると
本当にすぐに見つかる公園で
ピロティホールの行き帰りに
何度もそばを通っていたのに、
気が付かないってこんなことなんですね。
とっても小さな、街中の小さな子供たちが
ママたちと遊びに来るような小さな遊具と
ベンチが置いてある公園で
日本製の写真集のサッカーをしている
様子を改めて見て
ここだ!とやっとわかりました。
ピロティホールからボールを持って
歩いて公園にきて
サッカーで遊んでいた春馬くんの姿が
イメージ出来るようでした。
地方だから公演の途中で仲間たちと
ちょっと遊んでいたのでしょうね。
夕暮れの中、公園に別れを告げて道路を渡って大阪城公園の中に入り、歩いて大阪城ホールを目指しました。
大阪城ホール「藤井風ライブ」
大阪城公園は、さっきの公園とは、
対照的なとても大きな公園で
15分くらい歩いて
左手に森かと思うような大きな木々に
埋もれながら浮かび上がる
ライトアップされた大阪城を見ながら
ライブホールに辿り着きました。
コロナの世の中になってから
こんな大きなホールでライブに来たのは
数年ぶりでやっと日常生活が戻って来つつあるのかなぁとマスク姿の大量の人々と行き交いながら、拡声器で誘導されつつ
ホールの中に吸い込まれていきました。
ライブチケットもスマホでの確認で
お姉さんに、行ってらっしゃいと
優しく声かけされて、
ディズニーランドみたいで優しいなぁと
少しほっこり。
アリーナ席で20列目の端。
別の日に行った友人はなんと
一列目だったそうで、驚きです。
彼女が藤井風くんを申し込んだのも知らずに
私もひとりでふらっと来ました。
わたしが風くんを知ったのも春馬くんからだった
思えば風くんを知ったのも
春馬くんがコロナ自粛宣言下
ウツウツする日々を送っていた頃
「免疫を上げるには笑顔が大事だよ」と
高畑充希ちゃんに告げながら、
藤井風くんの音楽を彼女に教えてくれたことを
聞いてからのはじまり。
帰ろうを聴いた時のあの衝撃とやるせなさ
この2年半の日々を
ずっと支えてもらってきたのも
風くんの音楽でした。
ひとりの家の中で
クルマの中で、
起こったことが受け入れられず
信じたくなくて、ずっと葛藤していた日々の中で寄り添ってもらってきたのが彼の音楽でした。
戻れ 風くんのライブ、花道は真隣だった
端席の私の横に
なぜか小さな遮断されるような低めのゲートが
設定されて何なんだろと眺めていたら
ライブが始まった直後に
そのゲートの向こうにある入り口から
自転車に乗った風くんがひらりと入ってきて
あっという間に中央ステージに向かって
走っていきます。
大きなスクリーンに映し出された彼は
自転車を漕ぎながら、通りゆくファンの
人々に優しく手を振ったり
見つめたりをしながら走っていきます。
第一印象は、なんて優しい眼差しで
人のことを見る人なんだろうと思いました。
そして「藤井風です。」
というひとことから始まりました。
最初に名前を見た時、なんて呼ぶんだろう
名前が風??と思ったことを思い出しました。
ライブは、ピアノに向かった彼が
たったひとりで演奏を行うバラードから始まり、YouTubeで見ていたような
力強く優しい調べとそして歌唱力。
中心は2枚目のアルバムの曲たち。
「良い息を吸ってそしてネガティブな想いを吐き出して」とピアノの音に合わせて日本語と英語で声がけし、それを繰り返す
そうすると気持ちが浄化されていくよう。
そして1枚目のアルバムのなかからも
数曲。
彼のピアノはエネルギッシュで
私にピアノのことはよくわからないけれど
ピアニストを目指すだろうと
お父さんが思っていたほどの技術力。
そのうえにあの歌唱力と
そして今や世界中の人々が注目する音楽性
独特の歌詞の世界観。
彼の音楽を聴くと彼はアルバムでも、
自分で英語詞をつけているほど
英語も出来る人だけれど
この言葉の意味を母国語で理解出来る
自分はついていたなぁと思うのです。
同じ日本に生まれてくれて有難うって思える人。
スピリチュアルの世界は、
よくわからないけれど
特定の宗教ではない。
でもこの世界を作った神様はちゃんとおられて
この世界に生まれてくる意味は存在していて
そしてこの日本に生まれたことにも
きっと何か意味はあって
そして人は何度か生まれ変わりをしていく
ということをなぜか信じられる。
風くんにはそんなことをなぜか感じる。
まだ25歳という彼は
ずっと年下なのに私も知らないようなことを
もうきっとわかっているよねって思ってしまう。
才能を持って生まれた人は、ギフト
私にはこの世界は、なかなか大変で
だから生きる勇気や心に寄り添ってくれる
音楽や演劇、絵画やスポーツ、本を書ける。
そんなことに秀でた人たちが
ある一定数生まれて
その人たちは神様から特別な才能と努力する
チカラを授かって生まれている気がしている。
春馬くんもそうだし、風くんもそう。
その才能をもらった人たちの
人生はきっと大変だけど
神様からのギフトなんだろうなぁと思っている。
そして同じ日本にそんな彼らが生まれたのも
そして私が日本人に生まれたのも
なにか意味があるのだろうとなぜかそんなことを時々思う。
戻れライブへ
私のそんな感慨は、別にして
ライブは中盤になりバンドやダンサーも
たくさん出てきて風くんの音楽って
バンドで聴くとこんなにロックでもあったんだなぁと、ものすごくエネルギッシュだった。
美しい照明が色を変えてホール全体を
幾重に包み込み曲に合わせて炎も上がり、
こんなに綺麗なライブって初めてかもしれないと、とても美しいステージでした。
その円形のステージの上をぐるぐると
自身で回りながら駆け出し、踊り、
時にステージの上で意識的に転倒し、
その様子は、さながら風が吹き抜ける
疾風のようで、ああ彼はやっぱり風なんだなぁとすごく感じたライブでした。