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「ブレイブ群青戦記」を見て春馬くんが真剣佑に「渡す」もの

ブレイブの群青戦記のDVDをやっと見ました。
メイキング映像も楽しみでした。
あったかいお昼ご飯に春馬くんがヒャッホーと
喜んでいた姿が可愛すぎた。


映画は天外者の次に回数的に通った映画で
春馬くん、いや元康さまが、カッコ良すぎて
何回も観に通わずにはいられなかった。
コロナの影響で、映画の放映が大阪で
途中で終わってしまい
他県に越境してまで観に行った。
素敵すぎる殺陣のシーンと
撃たれるシーンが悲しすぎた。
春馬くんの乗馬姿や闘う姿、武将姿が
ハマりすぎで大河ドラマでどうして主役になれなかったのかと不思議な思いしかない。

撃たれるシーンをはじめて見た時には
映画の中でまでいなくならないでと心の中で叫んだ。物語の流れとしてしょうがないことなんだと
わかってるんだけど、やはり何度見てもその瞬間が辛い。

でもこの映画は、スタッフ、キャストみんなの思いが届いてあったかいそう思います。

それこそ いや高校生にしてはみんなふけてるやろとか、いきなり学校ごとタイムスリップですかとか 野武士というよりゾンビですねとか

ゾンビでいきなりこの殺戮シーンは
えぐすぎますやんとか。

先生も全員死んじゃうんですねとか。

本当にツッコミどころがありすぎる。

だけど 何回見てもあったかい。

やっぱり命ってなんで
ひとつしかないんだろうとか
人が人を想う気持ちっていいなって。

主人公の蒼が、人の想いを受け継いで
変わっていくところとか
すごいな人の想いってと思ってしまう。

物語のキーは元康さまの言葉が全てな気がする。
それは先にタイムスリップして
こんな騒動を引き起こしている
不破類の言葉「戦に明け暮れ命をかける
生きてるって気がするだろ?」

生きる実感が、ほしくてこんな状況を引き起こしている彼にたいして

元康さまは反対に「みなは無茶だと笑うが
わしは、戦のない太平な世を作りたい。
どんな人も男も女も老人も子供も笑って暮らせる戦のない世を作りたい」「そのためには命をかけて、臣下と民を守り抜く 一所懸命じゃ」

と実際の徳川家康が太平の世を作っているだけに、本当にこんな人だったのかもとつい思ってしまう。

でも天外者を見ていた人は、どうしてここで
五代さまと同じことを元康さまも言っているのだろうとみんな思ったとも思う。
この映画は天外者の後に続けて撮影されているのにね。先の世を見る人は同じことを願うんだろうか。

春馬くんの作品にたいする思い


春馬くんという人は自分が目立って評価されることよりも作品が評価されることを望んでいる人だったと思うし、
その中で自分がどんな役割をすればより良い作品になるのだろうとごく自然に考えていた人だったと思うから、それがこの作品の中でも色濃く出ている気がしている。

それが不思議だし、すごいことだなと思うし、
しいていえば、春馬くん自身も
そういう生き方をずっとしてきた人なのかもしれない。

自分を押し通すよりもその流れの中で
全体にとって最適な流れを考えて動ける人。

でもそういう人って、自分を抑えて
我慢することにもなるから
つらいこともいっぱいあったかもしれないね。

マッケンは、そんな春馬くんの人となりをどう受け止めていたのだろう。

実際、マッケンは春馬くんの
「星の大地に降る涙」を見て役者を志し、
日本にやってきて直接会うまで
この自分にとっての大事なきっかけになった
決意を胸にずっと秘めていたと聞いている。

会ったときに自分の大事な思いを伝えたんだろうか。春馬くん、どんなに嬉しかっただろう。

物語の中での蒼と元康さまの関係

ストーリーに戻るけど
蒼にとって眩しすぎて心の距離もあり
いつもみんなを引っ張って振るい立たせていた
孝太が、蒼や遙を守って亡くなったとき

孝太が眠るお墓の前で
泣きじゃくる蒼に元康さまが
自分はどうしたいのかと問うシーン。

メイキング映像の中やいろんな配信動画の中で
マッケンが「自分にとっては、一生忘れられないシーンです」と言っていた場面。

自信のない自分を後悔し、孝太の意思を継ぎ
仲間と共に命をかけて人質になっている
みんなを救い出したいと決心するシーン。

それを聞いた元康さまが「ならばその道を進め」と言ってくれる言葉。

ブレイブは、ツッコミどころが満載な
泥臭い高校生と戦国武将が戦うタイムスリップものの映画なのに、なぜこんなに
リアルに蒼と元康さまが
マッケンと春馬くんに重なってしまうのだろう?

お墓の盛り土に刺してあった孝太の太い木刀を
抜き取り、蒼に黙って差し出した元康さまは、
孝太の思いを繋ぐように木刀を渡す。

そしてのちにあのかっこいい殺陣のシーンで
やっぱり遥のために簗田の前に飛び出してしまう蒼を庇って元康さまが撃たれて
倒れ込んでいく時に元康さまは一言だけ
「頼むぞ 蒼」と徳川家を継承するものだけが
持つ刀を手渡して亡くなっていく。

このシーンはブレイブ監督いわく、
春馬くん自身で自らのセリフを削ったほうが良いと進言したそうです。
映画の流れやバランスを考えた時に
自分が目立っていろんなことを伝えるよりも
そのまえに蒼にはいろんな場面で自分の思いは
もう伝えてあるので、一言だけで伝えたほうが
場面が生きる。そう思いますと。
役者は自分が目立つことを考えるものなので
こんな進言する役者はいませんと
言っておられました。
こんなことを聞くたびにつらくなる。

命と意思の継承


この映画の根底にあるものは命と意思の継承
思いが画面を通して伝わってくる。

映画のエンディングのクレジットが
学生チームの現代キャストと
戦国時代の武将キャストに分かれているのも
すごいと思う。

学生チームが新田真剣佑の名前のトップで流れて
武将チームは、三浦春馬の名前が
一番最初に流れるときにブレイブスタッフの
春馬くんにたいするあったかいリスペクトを感じた。

本当に元康さま、カッコ良すぎるよ。何もかもね。

マッケンは海外で活躍を夢見ていた
春馬くんの意思を継ぐとアメリカに戻った。

このブレイブの本当に互いの想いがあった
最初で最後のふたりの共演から
意志の継承という映画と重なるってことあるんだね

マッケンにとって三浦春馬は、永遠のヒーロー
夢を繋いで欲しい。そう願ってる。

映画のエンディングで
現代に戻った遥が、元康さまの意思を継いで
家康になった蒼の肖像画の発見に
涙を見せながら笑った姿に
次元を隔てた逢いたい人への想いが届いてくる。
私たちもとても逢いたいよ。
次元を隔ててしまった彼に。


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ろーず
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