22.手放した後のよくある展開その4
手放すことに夢中になりすぎて、他のことが疎かになってしまう。
手放すことに慣れてくると、手放しても大丈夫と思えるものが次々と増えていって、気付けば「片付けの鬼」みたいになってしまうこともあります。私たちには日常生活があるので、本来は片付けばかりしているわけにはいかないはず。なのに「キリのいいところまでやらないと気が済まない!」ってなり、途中で止められなくなってしまいます。
一度集中し始めると周りが見えなくなってしまう経験は誰にでもあるものです。それまで見向きもしなかったのに、気付けばずっと追い求めている、みたいな状態は楽しくもあります。夢中になれるものがあること自体は素敵なことなので一概にNGとも言えませんが、日常生活に支障をきたすようだと注意が必要です。
目的はあくまで日常生活や人生全体を良くすることであり、手放す作業はそのための手段にすぎません。本末転倒にならないように意識しておくことも大切かもしれません。