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魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~第7話感想…オトコが入っちゃいけない領域

毎週恒例、まほプリ2の感想です。
今週は第7話、ここからは後半に入っていきますね。

第7話 刻をつかさどるもの

クロノウストの力で石化したアイルは、魔法界で詳しく調べられることになった。
一方、みらいたちはことはに、これまでいったい何があったのかを質問する。

ことはによると、アイルの目的は、フェリーチェの力を食べさせることで刻の魔獣クロノウストを完全復活させ、その力で自分が幸せだった時を永遠のものにすること。
ことははその野望を阻止するため、ひすいを生み出して自ら力を託し、彼女をみらいたちのもとに送ったのだという。
みらいとリコはことはとの再会を喜びつつも、ひすいが消えた悲しみを払えずにいた……。

そんな中、みらいの友人・壮太がクロノウストの影に襲撃される。
未来を拒んだ人間の“時”を食べて力に変えるクロノウストの影は、駆け付けたキュアミラクルも「過去に戻ればひすいにまた会うことができる」と誘惑。
だが、キュアミラクルはことはの助言でその甘言をはねのけて、クロノウストの影を退け、壮太の時を取り戻したのだった。
(公式サイトより引用)

折り返し地点にきて、戦う対象…「敵」が明確化したという印象の第7話でした。アイル編ともいうべき前半は、「コイツの目的なんなんだ?」というのがずっとありましたから。
「時間を食べる」とはまた斬新な表現ですが、強い願いがエネルギーになるというある種の真理を悪役の動機に変換するのもまた、特に東映作品で繰り返されてきたパターンであります。アイルの動機を知ると「碇ゲンドウだな」って思ってしまいましたね。

プリキュアにおける、男の居場所

今回の第7話で思ったのは、

「男子禁制の領域は、確実に存在する」

ということです。
といっても厳しい話ではなく、本来女性の場所に男がいると変なことになるという印象なんですね。

プリキュアは基本的に女子が活躍する女児向けのアニメです。登場人物もメインは常に女子で、男キャラというのは父親だったり、クラスメートだったり、または敵キャラであったりと作劇上の補助的役割であることがほとんどです。

イケオジ、イケメンはいますがそちらがメインにはなりません
ひろプリのツバサくんは例外ですが、彼は属性が弟キャラなので許されてたイメージです

今回は男子として壮太が敵の手に落ちましたが、プリキュアに助けられる一般人ですので、ポジション的にはヒロインといって良いです(笑)。

プリキュアは女性の作品、男は脇役。
今回、クロノウストがモンスターとなりミラクル、マジカルと戦闘しましたが、語尾に「ワン」を付けて喋るので「なんかシュールね」と呆れられてしまう一幕がありました。こむぎに謝れ。

いい感じに緊迫感が緩みました
はーちゃんの真剣な顔が余計に笑えます

そうです、モフルン然り、新しいキャラで言えばプリルンもですが、
「語尾に何かを付けて喋るのは、女性声優の領域」
なのだなと、強く感じました。
初代の関智一さんやS☆Sの山口勝平さんはどうなる、と言われそうですがあれは完全にキャラ声を徹底しているので成立するんですね。黎明期でもありますし、関さん勝平さんがレジェンドたる実力派なのは言うまでもないですから。メポとラピは別格です。

語尾に何かを付けて喋る、これを男がやるとギャグになってしまう。
可愛い声だからこそ、なのだとあらためて思ったのが今回の感想でした。

勝平さんの「~~ラピ!」を聞きたくて久しぶりにこちらを観ました。
咲舞が初対面みたいなリアクション取ってるのが異世界レベルの違和感があって面白かったですね。
君達、中の人も合わせて家族同然なのにね~と。


後ろの席で、楽しもう

これに付随した「男女」にまつわる話になりますが…
先日、初代プリキュアの円盤買っちゃった記事を書きました。

この中でも触れたことですが、男らしさ、女らしさをどちらもしっかり描いているプリキュアにこそ、無節操なジェンダーレス化に一石を投じる価値観と美意識があると思っています。
女性には女性の居場所、男性には男性の居場所があります。

そしてまた、世代、年齢についてもそれは同じく言えることで、その年齢に応じた立ち位置、振る舞いがあるんですね。
プリキュア絡みで、ネガティブなニュースは基本的に挙げたくもありませんが、

たまに話題になるこんな事案を聞くと、節度を持てない大人の情けなさばかりを感じてしまいます。
私自身、そもそも後ろでヒッソリが性に合う人間なので別領域の話に感じるのですが…プリキュアだけでなく、仮面ライダーやウルトラマンの映画や催しの際も一番後ろで、盛り上がる子供達を含めて見る、というスタンスを取っています。
前に行きたいのを我慢しているのではなく、大人の楽しみ方はそれだし、それが楽しいと思っているわけです。子供向け作品を大人が観ても何も問題はありませんが、メイン視聴者の席に座るのは好ましくない。
と、それくらいのことは誰かに言われなくても理解しなくてはいけない、それが大人が持っている、子供にはない人生経験ではないでしょうか。

あれ?何の記事だったっけと思い返したらまほプリでしたね(笑)。
この作品はプリキュアでありながらメイン視聴者はちょっと年齢層高めだと思います、それでもプリキュアなんですが。
通じて、過去に囚われること、前に進むことを訴えている作品だと感じます。それを大人視聴者として受け取っていきたいですね。
と同時に、明快なヒーローものの要素も楽しんでいきたい。

しかし、いちごメロンパンってなかなか売ってませんね。
食べたくなったんですけど、普通のメロンパンしかありませんでした。
ここまでの感想記事です。


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