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スーファミ記念日・時代を築いた、偉大な玩具の話
数日の遅刻ですが、11月21日、スーパーファミコンの記念日をお祝いしたいと思います。
300RP スーパーファミコンが発売された日。現代でも続く名作シリーズを数多く生み出した16ビットマシン。LRボタンの存在がゲームの新時代を開いた【今日は何の日?】https://t.co/tZRnUybteS @famitsu
— ファミ通.com (@famitsu) November 21, 2024
今年で34周年、おめでとうございます。
確か昨年も書いたような…と振り返ってみますと、
当時のゲーム雑誌をネタに、記事にしておりました。そうなんです、古いゲーム雑誌、主にゲーメストが中心ですがまだ大量に持っていますので少年時代を懐かしむ材料には事欠きません(笑)。
そして今日も、部屋の段ボール箱を漁っておりますと、なかなか貴重なのでは、と思わせる本が一冊出てきました。
子供の頃の「大百科」といえば…
ケイブンシャ刊「緊急レポート スーパーファミコン」です。
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今や冒険もの以外のゲームでは普通に仲良し感がありますね
映画続編では、ワンチャン共闘もありそうなほどです
スーファミ本体発売直後に出た、ゲームの紹介がメインの本です。まだ既発売ソフトがスーパーマリオワールド、FーZEROの2本しか無かった時期で、あくまで画面写真と簡単な紹介文に留まっている、まさに児童向けの書籍ですね。「完ペキ」と、難しい漢字を使っていませんし。
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相当ワクワクしたものです。Y、Xを押すイメトレをやっていたほどに
このケイブンシャという出版社は、「大百科」シリーズと称して漫画、アニメ、特撮などの文庫本で有名で、ファミコンの頃からゲームの攻略本でもお馴染みでしたね。ウルトラ怪獣大百科というのも、未だに持っていたりします。この記事を書きながら調べたことですが、残念ながら2002年に経営破綻したそうです。
しかし、インターネットのない時代に子供にとっての視覚的娯楽情報は本が中心でしたから、このケイブンシャの存在感は大きいものだったと言っていいと思います。今読み返すと、内容は浅いな~と思いますしツッコミ所も多いのですが(苦笑)。
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まだ、「新・ゼルダの伝説」という仮称であり情報は何もないので、非常に当たり障りのない
適当なマンガになっていますね
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マンガ、アニメにありがちな描写でしたね
今はたいていの作品、美少女だらけなので顔が可愛いだけでデレる主人公はいません
しかし、「みんなで死ねばこわくない」とはかなり攻めた台詞ですね
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しかし1990年にひそかなブームだったのでしょうか、ウルトラマン
年中観てるのでわかりません(笑)
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消費税が3%の時代ですし、そもそも単価が今からすると非常に安い!
現代だとこの本でも普通に1000円近くしそうです
この裏表紙に載っている画面写真のソフトは、
・パイロットウィングス
・スーパーR-TYPE
・超魔界村
・ファイナルファイト
・ダライアス2スペシャル(仮)(※後のダライアスツイン)
の、5本ですが全てプレイ経験あり、というか持っていましたね。
今思うと、一本8000円前後するスーファミソフトをよくもあれだけ買ってもらえたものだと思いますが…これはファミコン時代、どれほど懇願しても本体を買ってもらえなかったことの反動と、また兄妹で共用して遊ぶことを条件にワガママを聞いてくれていたのかな、と今なら思います。
私はそれからというもののすっかりゲーム小僧になってしまいましたが、そのぶんゲームが終生の趣味になりそうで総合的にはコスパの良い人間に育ったと思います、ハイ。その点、母親には感謝いたします。その母も、ボケ防止を兼ねてツムツムをやっているそうで…思い出のゲーセン、渋谷会館モナコにあったポップのフレーズ、
「ゲームは頭の体操だ」
を地で行く親子として、今後もゲームを楽しんでいきます。
ゲームは、ホビーであるべき
ゲーム雑誌にまつわる記事を書いた時も思ったのですが、昔のこういった情報誌を読むと、必ず「あったなぁ…」と思うメーカー、会社の名前を目にします。
今回取り上げた本でも、ジャレコ、イマジニアといった懐かしい名前を見ることが出来ます。会社自体が二代目となったもの、ゲーム事業から撤退して久しいメーカー、またはもう存在しない会社…などなど、です。
基本的にゲームメーカーは群雄割拠、時代と共にその顔ぶれも変わっていくのが常ではあります。大手でさえ、生き残りのために合併するのが珍しくありません。
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ゲームを作って売れる時代になった、と現代に光を見ていた側面もあります
個人的には、ゲームの開発そのものが大規模になり、中小メーカーが淘汰されていった流れには一抹の寂しさを感じざるを得ないんですね。有象無象のゲームが並んでいた時代は、カオスな一面もありながらやはり楽しかった。どこまでいってもゲームは「遊び道具」ですから、そういう気軽さを失くして欲しくない気持ちはあります。
この度、スーファミの紹介をした小さな本を読み返して、ゲーム機が「玩具」のいちジャンルだった時代にあった「面白そう」の気持ちを忘れたくはないな、と感じた中年ゲーマーの戯言でした。