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ストⅢ 3rdプレイヤーの、スト6への願い

先日書いたこの記事が、思った以上にビュー数を伸ばしていたので追記を書こうと思いました。

この記事では特に4の新キャラ4人にフォーカスして述べていますが、ザックリ言うと4自体が開発者から好かれていないのでは、という気もしてきます。
対して、逆に愛されてるなぁと感じるゲームもあります。それは個人的に最も長年やり込んだフェイバリットゲームでもあるストリートファイターⅢ 3rd strikeです。

勿論AC版からやっていましたが、沼ったのはこのドリキャス版の
存在が大きかったですね

キャラだけでなく、ゲーム性も愛されている

このゲームは総勢19名、ボス専用のギルを含めると20人のキャラがいますが、その後のゲームに一度も出ていないキャラはショーン、ネクロ、レミー、Qの4人だけです(トゥエルブは別キャラですがイレヴンという個体で5に出ています)。ボスのギルでさえ5でプレイアブルキャラになりました。あとショーンは出ていなくとも、ケンの弟子というポジションのためストーリーにはチョコチョコ顔を出していますし、何より5では姉が参戦しました。

これだけキャラの続投がある中で、そのゲーム性も現在の6に継承されているものが多くあります。
ジャストパリィは難易度を上げリターンを調整したブロッキングですし、確認、仕込みといった要素がそう呼ばれるようになったのは3rdからだったと思います。
私はこのゲームこそ至高の格ゲーだと思って長年プレイしていましたが、それゆえにこのゲーム以外に本気になれないという呪縛にも囚われ、四半世紀という時間と最新作6の世間的なブームが相まってようやくその呪縛から解き放たれた気がしています。…昔は3rdをやるために定期的にゲーセンにいかないと禁断症状が出る程でした(笑)。

愛され過ぎて嫌われるのは当然、それゆえに愛されたキャラ

こちらの記事に書いたようにこのゲームで私が使っていたのは問答無用の最強キャラ、春麗でした。春麗がどれほど強かったのかは、有識者が動画を出していたりしますので、そちらをご参照ください。あるプロゲーマーの方は春麗が原因(だけではないですが)でこのゲームのアンチになっているほどで、今でも話題に出ると苦言を呈していたりします。
一方で、長年このゲームをやっているいわば「3rd勢」からは、
「このゲームは春麗を倒すゲーム」
といわれ、その性能ゆえに目標とされているフシもあります。

この頃は、一度出たゲームの内容はずっと変わらないので気に入らなければ止める、以外の選択肢はなかったんですね。逆に受け入れられれば、ずっとそのゲーム性で遊び続けられる安心感もありました。
今はアップデートによる調整が入るので、強いキャラが弱くなったり、その逆もあります。

どちらが良いのかは一概には言えませんが、現在のゲームはやはり10年後、20年後もプレイされているかどうかは怪しい。「ここを変えて欲しいから変えてくれ」が普通の感覚になってしまったので、一つのゲームに対する愛着が育ちにくくなった…と考えるのは暴論でしょうか。
そんな事を言えるのは春麗使いだからだ、と言われるのは重々承知で、やはり3rdは春麗の強さも込みで愛されていたゲームなのだと言いたいんですね。

スト6は、令和の3rdになれるか

3rdは今もクーペレーションカップが開かれているなど、まごうことなき長寿タイトルになりましたが、それはもはや止めることを忘れた3rdジャンキー達が存在するがゆえにだと思います。私もそうでした。

現行最新作の6が、3rdのように長年愛されるゲームになるかどうかは分かりません。6~7年後、スト7が出れば旧作になり、現状の5の如く廃れる定めかもしれません。もはや競技となったストリートファイター、主流がオンライン対戦なのでどうしてもゲームの寿命が運営に左右される、という宿命もあります。

今はなき、秋葉原昭和通り口のファンファンです

しかし格ゲーがコミュニケーションツール、対戦ツールとしての側面を持っているならそれこそスパⅡXのように残っていくのが本当の名作であろう、という考えもあります。
今、ゲームセンターで格ゲーの大会というのも珍しくなりました。私が初めて参加した3rdの大会は、上の写真…秋葉原ファンファンで行われたものです。この頃の熱気が、今はオンライン上に場所を変えて存在している訳ですが久しぶりにブームとなっている今作6が、願わくばプレイヤーを繋ぐものとして3rdの後継作になってくれればいいなぁ…と思った、そんな話でした。

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