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アイドルを格好良いと思えた、2024年

今年もあと僅かですが、Adoちゃんのライブに初参戦したのが2022年12月17日、あっという間に丸2年が経ちました。この2年で計5回、ライブに参戦し6回目ももう決まっています。彼女のファンになり追いかけ始めてからも、間もなく3年経とうとしているわけですが…

個人的に何が変わったかというと、やはりライブ参戦が身近になったな~という印象ですね。経験自体はチョコチョコありましたが数年に一回、のレベルでしたので、明らかによく行くようになったという感じです。
と、同時に近年は現地に行くだけでなく、配信でも観られたり、またライブ後に動画が公開されたり、と昔よりはライブそのものが近くなったイメージが強くあります。基本的にライブは一期一会のもの、後で映像ソフトになる限られたものだけが記録として楽しめるだけ、でしたからこの辺は本当に

「良い時代になった」

ことを実感します。特に地方出身者にとって物理的な距離が縮まっているのはとっても素晴らしいことだと思うほかありません。

見せつけられた「本物感」

さて、先々月横浜にて参戦したAdoちゃんのツアー「モナ・リザの横顔」ですが、ここでオープニングアクトを務めた今年デビューのファントムシータ、そのファーストライブの模様が公式からYoutubeに上がっています。

来ましたよ、Tot Musica。このグループのオーディション課題曲だったことは有名ですが、デビューの時から「この子たちのトットムジカを聴いてみたい」って声はずっと挙がっていました。
その念願が叶った格好ですが…もう流石としか言えません。振り付け、パート分けの全てが合わさって「儀式」チックなショウになっていますね。一人で歌うAdoちゃんには魔王感がありましたが、ファントムシータバージョンは5人の戦士、いや魔物?のような迫力があります。

というか、全員何かが憑いていますね。

と、思ったら次に公開されたのがコレですよ。
Adoちゃんが昨年の歌ってみたアルバムで中森明菜さんの「飾りじゃないのよ涙は」をカバーしてましたが、シータも懐メロ披露です。メチャクチャ普通のアイドルに早変わりしているのが面白いですよね、もっともライブの順序的にはこの後がトットムジカだったらしいのですが(笑)。

…これ、言っちゃいけないのかもしれませんが、本家より上手いですよね彼女たち。

次がこれで、平成カバーってところでしょうか。
表情がホラーになってて怖いですが、もうこれが「らしさ」ですね。3:20辺りの全員で屈みこむところに格好良さを感じました。


そして先日公開された最新の動画が真打ち、ともいうべき「キミバツ」ですね。もうこれは、10月に横浜で生で聴かせて&見せていただいたので凄いのは解ってましたが…

リリースされた時に記事にしたことがあったほど、気に入っている曲なのであらためて「う~~ん、イイ!」って感じでした。やっぱりホラーに全振りしている感じの曲で全編、狂気に満ちているのが素敵です。
5人共可愛いんですが、この世界観がルックスの良さも引き立てている気がします。

ステージ以外の場所だとただただS級女子、なのですが

まぁ、どこでも言われている事ではありますがやっぱり歌唱力が凄まじい。ライブで歌いながらこの安定感は、今年デビューのアイドルとは思えないレベルです。というより、今の時代のプロとはこのレベルなのだと。

かつてテレビのインタビューでミスチルの桜井さんが、
「最近の若いシンガーは皆とんでもなく上手くて、危機感を覚える」
と仰っていたのも頷けます。桜井さんは50歳を過ぎて、その危機感から本格的に歌の勉強を始めたとか。

どこを担う人も、みんな凄い人

ここで自分語りをしてしまいますが、かつて私は、
「アイドル嫌い」
でした。

「自分で曲を作ってもいない、顔が良いだけで特別歌が上手いわけでもない。なのに他のバンドや歌手と対等な顔をして音楽番組に出ている」

と、30年ほど前は思っていたんですね。
曲がヒットしたら、褒められるのは楽曲提供者だろう、とまで思っていました。
しかし、自分も社会人になってからのほうが人生が長くなると、様々なところで色んな仕事をしている人が絡み合って世の中が動いていることを思い知ります。それに「どちらが偉い、こっちが大変」といったような差は無いのだと思うようになりました。どこか一つが抜けても、成り立たなくなるからなんですね。

くわえ先日、ファンクラブ向けのラジオでAdoちゃんが「自慢できることはありますか?」と聞かれ、

「あるといえばあるし、無いといえば無いです」

と答えていました。
歌い手としての実績は自慢しようと思えばできるけど、私だけの力じゃないので、と言っていたのが印象的でしたね。


かつて「アイドルなんて」と思っていた自分が、世間知らずだったことを恥ずかしく思います。人前で堂々たるパフォーマンスをしているプロであることを、それによってファンを魅了していることを今では凄い、と感じられるようになりました。
それは、そのパフォーマンスのレベルも非常に高いこのファントムシータのライブを観たことでより強く、補強された感覚なんですね。総括して、Adoちゃんをキッカケに新しい音楽に触れるようになって本当に良かったと思っています。

この記事のタイトルには、まだ昔の価値観の名残がありますが…。
ともかく、ファントムシータもAdoちゃん共々注目していきます。美雨ちゃん推しでしたが、ライブを観ると全員魅力的に見えてきてわからなくなってきました…(笑)。

こういう場合は、箱推しというんでしたっけ。

顔が綺麗で、それが怖さにも映るグループですよね

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