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「配信時代」の怖さを感じた、eスポーツにまつわるお話
昨晩は久しぶりにリアルタイムでストリートファイターリーグ、SFLを観ておりまして、適当に他のことやりながら流すか~と思っていたのに気付けばガッツリ魅入っていました。やはり格闘ゲーマーにとっては一級のエンタメですね。
私はベガも使っているので、昨夜はこのマッチ1先鋒戦からかなり刺激をもらいました。この動画3:28でやっている画面端、マイン付き時のコンボはカッコ良かったですね、「えっ、こんなの入るの」みたいな驚きがありました。ラストの投げ読みバクステも渋い。私自身、メインがマノンという「バクステ25フレーム組」なのであまり取らない選択肢なのですが、ここぞで決まっている場面を見ると、やりたくなってしまうので危険です(笑)。
ヨハンが久しぶりに…!
つい一昨日の記事ですが、今、このおじいちゃんがマイブームだったりします。なので…
昨日、久しぶりにSFLの舞台でJPが登場したのは嬉しかったです。結果は残念でしたが、ルークよりはまだ出番もあるキャラなのかな~と思いました。相手がバーンアウトした時にラヴーシュカ発動するとワクワクしてしまったので、私も「JP側」の人間になってしまった感じですね。
思ったのですが、こんなトッププロ達のレベルになるともう、勝負は完全に人間力で決まるのだな、という今更な認識をあらたにしました。
eスポーツ、プロシーンのなかった時代なら…
「AKI対JP?そんなのAKI何も出来ずに終わるでしょ?…え?AKIがストレート勝ち?ああ、JPが下手だったんだな」
みたいに言われる試合です。キャラの強い、弱いのイメージが先行していて、プレイヤーの力はそこに付いてくるオマケのような観点で見られていたんですね。しかし今は各々、プロプレイヤー達の実力、個性を元に試合が観られている印象です。上の試合などひかる君が神がかっていたことも確かですが「AKI弱いはずなのに」なんて意見は出てきませんし、またりゅうせい君が下手だと言う人もいません。プロが凌ぎを削る競技として格闘ゲームそのものの「格」が上がっている事を実感する、90年代からのオッサンゲーマーでした。
競技化と共に、起こる意識変化
そして、先日こんな一幕もあり昨晩の試合後に本人から一言、謝罪を込めた言及がありましたね。
SFリーガーとして軽率な発言でした。
— どぐら (@maneater_dgr) October 22, 2024
今後、同じことが無いように以後気をつけます。
申し訳ありませんでした。 https://t.co/X2XDmd3n1X
どぐら選手のある発言に対して注意があり、ネット上では少しだけ批判、擁護で燃えてしまった一件がありました。
こうして見ると、プロゲーマーというのも既にタレントであり基本、品行方正であることが求められるようになったのだなという空気感を感じています。その点ではスポーツ選手と本当に同じなんだな、という感慨深さに加えて、まだ歩き始めたばかりの業界という見方でいえば成熟したスポーツの世界より、より慎重でもあるのかもしれません。
ただ、この件で個人的に良いな、と思ったのが皆、どぐら選手を護ろうとしているコメントが多く見受けられ、大多数の人が「応援」の姿勢を持っていることでした。
と同時に、配信という形で他愛ない発言が世界中に届いてしまう怖さもまた、改めて感じるに至りました。発信が容易になった時代ですが、その裏には軽視できないリスクがあることも当然知っておくべきですね。
私も今年、性能高めのゲーミングPCを購入して、
「配信やってみようかな」
と、頭をよぎりもしたのですが今の所怖くて出来ません。
私自身、「余計なことを言わない」自信がないんですね(汗)。
そもそも…やるからには視聴者を増やしたい、と思うでしょうしそのために色々やりそうなのですが、それに凝り始めるともう、どう考えても時間が足りません。専業プロゲーマーでさえ時間の工面に追われている様子を思えば、精力的に配信をやるのがどれほど労力を使うのか計り知れない部分もありますしね。
何より、やらかしてしまうのが怖い(笑)。
プロゲーマー云々で言うと、数年前に「事件」があったこの人のことを思い出します。
ADHD・ASDの民必見!発達障害の処世術を伝授するたぬかな【2024/10/20切り抜き】https://t.co/pQWu1QBG6W pic.twitter.com/pdnnkmziqu
— スナックたぬかな【まとめ&切り抜き】 (@snack_tanukana_) October 21, 2024
私は鉄拳プレイヤーではないので後から知った勢なのですが、元々ズケズケ言うタイプの人が酒飲んで配信なんかしてたらそりゃこうなるよな、って案件でした。便利な時代ですが、手軽な発信はリスクのほうが大きいと思います。今回のどぐら選手の件などがある度に、「配信時代」の怖さを感じてしまうんですね。
しかしそれによって再起不能になるか否かは本人次第だと思います。
当人がしっかり襟を正すのであれば、実害を受けたわけでもない人間が責める正当性もありません。
競技者であるプロゲーマーも、それを享受する視聴者側も、連帯感を持って自分の好きな世界を盛り上げていければ、それが一番だよなと感じた今回の騒動でした。
数年後、ただの笑い話になっていることを望みます。