「Plazma」を聴きながら、好きなガンダムソングを挙げてみる
昨日、二週目の入場者特典を求めてジークアクス、二回目の鑑賞に行って参りました。映画館行きフルブースト状態ならここで3,4回目でもおかしくないので、随分おとなしくなったものだなと思います。
土曜日でしたので、席は結構な埋まり具合でした。二回目は少し奮発して、IMAXで観てきました。戦闘シーンはやはりスクリーンが大きい方が映えますね。
一瞬で走り抜ける主題歌
ジークアクス関連で、まだ触れていなかった話としてこの主題歌があります。ご存じ米津玄師さんの「Plazma」です。
今回の映画を観た人、ほぼ全てがこの曲の流れるタイミングが完璧だったと評しています。よく、ここぞで流れる主題歌は「勝利確定BGM」とか言われることがありますが、今作における挿入タイミングもそれに近いものでした。問答無用で気分をアゲてくれる、熱い主題歌の使い方だったんですね。
配信も始まり、現在この曲をヘビロテして覚えようと頑張っておりますが…たった3分の曲なのに、メロディが多彩でなかなか大変です。ピッタリ3分の曲なので、カップラーメンを作る時に使える曲ですね。
そんな短さゆえに、聴き始めるとあっという間に終わってしまいます。最近はサブスクで聴かれるのが主流、タイパ重視のユーザーに配慮し一曲の時間が短くなっていく一方ですが、映画の主題歌が3分かよ、と思わずにはいられない昭和生まれの率直な感想です。
「やれやれ、最近の曲は忙しないなぁ」と、思いながら聴いていたのですが、リピートするうちにこの早さが「ビギニング」を表現しているのかな、という解釈が自分の中に沸いてきました。これから始まる物語、勢いよく戦いの中に突っ走っていくマチュの曲として、何よりも疾走感を重視した曲なのかもしれません。
この曲が、テレビ版でも使われるのかそれとも今回の映画だけなのかはまだわかりませんが、とにかく一曲目のオープニングというのは作品の顔になりますから、マチュを表現した曲として作品に根付くのならこの速さも大切なのかも、と思い一生懸命覚えています。
アニソンを一歩一歩、前に進めて来たガンダムソング
考えてもみれば、ガンダムはどの作品も主題歌が良いですよね。熱烈なガンダムファンではなくとも、好きな曲が一曲、二曲は必ずあるのではないでしょうか。
私の場合、学生時代に聴いたガンダムWのオープニング、「JUST COMMUNICATION」が特に思い出深い一曲です。
声優さんが声優としてではなく、音楽ユニットのボーカルとして歌っているのは当時としては珍しかったんですよね。高山みなみさんの歌唱力に驚かされたのを覚えています。らんま1/2のCDで歌っているのは聴いていたのですが。
「そんな事言って、お前ガンダムWをボロクソに貶しているじゃないか」と言われそうですが、作品の内容と主題歌の良し悪しは別ですからね。
この記事に書いた通り、ガンダムWは放送のない地域に住んでいたのでリアルタイムでは観られていませんでした。ですがこの頃、富永みーな&椎名へきるというコンビでやっていたアニソン中心のラジオ番組を毎週聴いていて、その中でやるリクエストランキングで相当長い間、一位を独走していたのがこの「JUST~」だったんですね。なのでガンダムWは観られないけど主題歌は毎週聴いている、という状況だったのを覚えています(笑)。
あとガンダムの曲でいえば、作品が一押しの「Z・刻をこえて」や…
Gガンダムの後期オープニング「Trust You Forever」、
一気に時代が飛びますがガンダムAGEのエンディング2曲目「My World」などが、聴いた回数的にかなり上位のガンダムソングです。
この曲は相当久しぶりにシングルCDを買ったことで思い入れがありますね。その直後に今の家に引っ越したりしたのもあって、聴くと様々なことを思い出します。
いずれも、アニソン云々関係なく良い曲なのがポイントです。
特に90年代まではまだアニメソングに偏見のようなものがあり、一般的なJーPOPと比べると「聴いてると恥ずかしい」みたいな風潮があったものです。しかしガンダムの主題歌ならオシャレでかつカッコいい、恥ずかしくない…といった空気が、少なくとも私の周辺にはあったんですね。
今となってはアニメ主題歌が音楽シーンの中心にいる、といっても過言ではない状況になりました。その先駆けになったのが、それこそ70年代から名曲を刻んできたガンダムだったのではないでしょうか。
今回の米津氏の「Plazma」も、そんなガンダムの主題歌群の先頭を突っ走る、トップアーティストの「弾丸」になりそうな予感があります。
まだまだ聴き込んで、さらにジークアクスから良い音楽が生まれることにも期待していきたいですね。