魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~第1話感想…愛しかない第二章
今週、一昨年から告知はされていた「魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~」の放送が始まりましたね。
私は昨日水曜日、ようやく第1話を観ました。時間帯的にリアタイ不可、現在録画環境もなし、ですので(PS3+トルネでしたが昨年売却)配信開始を待つ勢になります。TVerもちょっと遅いんですよね、ニチアサのようにはいきませんか。
一昨年のオトナプリキュアはNHKプラスで即視聴できたので、少し不便に感じてますが、配信があるだけ良しとしましょう。
ひたすらストレートな続編で、清々しい
第一話 再会はミラクルでマジカル!
あらすじ
朝日奈みらいはごく普通の大学生らしい日常を送る傍らで、密かに魔法で人助けをする「魔法ガール」として活動し、ぬいぐるみのモフルンとも一緒に、楽しくもドタバタな毎日を送っていた。
ある日、みらいが暮らす津成木町に、クマの姿をした巨大なモンスターが出没する。みらいは魔法で立ち向かおうとするが、まったく歯が立たず大ピンチに……。
だがそのとき、みらいの前になぜか、魔法界で魔法学校の先生をしているはずの十六夜リコが現れ、二人は手を取り合って久しぶりにプリキュアに変身すると、息の合った連携でモンスターを退けた。
戦いを終えた二人の前に、アイルと名乗る謎の青年が現れる。
キュアミラクルの正体がみらいであることを知っていた彼は、「次に会うのは……14時間と4分後」という意味深な言葉を残して姿を消すのだった……。(公式サイトより引用)
第一話の感想ですが、このうえなく「第一話」でしたね(語彙力不足)。テレビシリーズから9年振りの続編として、その後こんな感じでやってます、が過不足なく描かれつつ、相変わらず魔法つかいとして人助けをやってま~す、そこに新しい敵が出てきて…と、まさに「続き」のお手本でした。
特に時間の経過で状況が変わりました、みたいな要素がなかったので、ここはオトナプリキュアと明らかに違う路線だと強調されているんですね。もっともあちらはキャラの年齢がより高かったわけですが。
ニチアサとは別枠でもう一つプリキュアが始まりました、といった趣きの1話で、意外性は無かったですが受け入れやすいスタートだったと思います。
その「変わらなさ」はオープニングもそうで、新バージョンですがお馴染みの曲になっているのがまた、安心感になっていますね。
いや、何より…
キャラデザインが素晴らしい。
私自身、原典のまほプリを観たのは3~4年前でした。歴代プリキュアの中でも人気が高く、特に49話は語り草になっているのを知っていて興味があったので、順番をすっ飛ばして観たんですね(笑)。
結果として、観て良かった…本当に良かった!な感想を得た作品でありました。純粋にストーリーが良かったのもありますが、フェリーチェの存在がありながらもメインはあくまで二人、という作劇のシャープさが光っていると感じたんですね。もちろん、5人チームなプリキュアにはその良さもある、という前提で言いますが。
プリキュアほど作品を重ねてキャラも大勢いますともう「皆可愛くて一番なんか決められない」状態になってしまいますが、ことまほプリに関してはこのみらい&リコのコンビ感こそが無二のものになっていて、4~5人が通例になっていた中で際立った、という背景があると思います。
まほプリがシリーズの中でも特に人気なのは、この二人であればこそという感じですね。
エンディングを聴けば、ちゃんとはーちゃんも出てくるみたいで一安心です。余談ですがスパイファミリーのヨルさんがはーちゃんに聴こえて仕方ない時がありました。ヨルさんがちょっと幼い感じなのが効いていたと思います。
少し攻めた描写に、愛を感じて
この作品は、ネットの感想は見ずに鑑賞する!と決めていたのですが意志が麩菓子の如くヤワな私、「せめて第一話は…」と見てしまいました。
私の検索の仕方も大概問題だったと思いますが、目についたのは新しくなった変身バンクの感想です。
「やりやがった」な声が溢れていたんですね。
様々な意見が飛び交っていますが、これはもう触れているといっていいと思います。面白かったのは「幻覚かと思った」という感想です。深夜帯ですしね。
あれだけ多くの出演作でメインキャラを張っている高橋李依さんが、Xのプロフィールにまほプリを散りばめている程に、また数多のインタビューでも語られているスタッフの熱量、「好き度」が極めて高いのがこの魔法つかいプリキュアなんですね。その熱をひしと感じたのがこの変身バンクです。そう、成熟した二人の関係を描いているんだなと。
以前、女子校に通っていた方の話を聞いたことがあるのですが、
「ぶっちゃけ女子は全員、ちょっとレズ」
「仲良い子とは、めっちゃ距離近い」
「膝の上に座るとか、挨拶代わりに触り合いとか普通」
なんて、男にとっては刺激的な世界を知らされたものです。
なら、往年の戦友であるみらい&リコが変身の際に唇を重ねるなんて普通なのかな、とか思っちゃったりしました。というか大袈裟でなく、自然であると。視聴者もあざとい、とか言いながら大方の人が喜んでおりますし、これでいいんじゃないかと思いました。
そして、スタッフの「愛」も感じられるこの刹那の描写に、恵まれた作品だなぁ~と頬が緩んだものです。
こんな変身バンクなら「なぎさ&ほのか」、「咲&舞」、「かれん&ミルク」でも見たいくらいですね。パッと思いつく愛のありそうな組み合わせを挙げてみました。
補足みたいになってしまい申し訳ないですが、モフルンも相変わらず可愛かったですね(笑)。ちょっとツッコミ役なところもあり、モフルンも大人になった?と感じられました。
思えば伝説の49話、モフルンが普通のぬいぐるみに戻る前のお別れの言葉が一番泣けたものです、今回の1話でモフルンの声を聞いた時の安心感はとても大きかった。
そんな感じで、この先も二人のイチャつき具合を楽しんでいけたらイイな~と思いながら、楽しんでいきたいと思います。
ワクワクもんですね!