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お気に入り懐かしアニメ・超獣機神ダンクーガを語る

本日、ちょっと早いですが年末大掃除とシャレ込んで部屋の不要物洗い出しをやっておりました。ざっと、段ボール三箱。
これについては、後々内容も含め詳しく綴る…かもしれません。色々と思う事がございました。

そんな作業の休憩中に一息つくかぁ、とYoutubeを眺めておりますと、ふとオススメにこのような動画が出てきました。

1985年のアニメ「超獣機神ダンクーガ」、来年40周年ということでBlu-rayBOXが発売されるそうです。
この作品、リアルタイム視聴はしておらずスパロボで知ってその後、レンタルビデオで一通り観たのですが…なかなかに思い入れの濃いロボットアニメなんですね。

スーパー、リアルの中間作

以前、餓狼伝説のアニメに関して記事を書いたことがありますがそれで名前も出ました、アニメーター大張正己氏がメカデザインを担当していることで有名です。個人的には…この大張氏のデザインが自分の波長と合わない部分がありまして、

この口が付いているのが、ちょっと苦手です

ロボットは機械なので、メカメカしい方が好きなんですね。この「大張ロボ」にありがちな口のあるデザインは、基本的にあまり好きではありません。なので、このダンクーガはロボット的には…な感じなのですが、

この主人公4人組、獣戦機隊は大好きでした

メインキャラクター達4人が、とても気に入っていたんですね。

・腕は一流だが、ドジな面もある藤原忍
・恋人が敵に寝返ってしまった、勝ち気なヒロイン結城沙羅
・武道の達人、クールな司馬亮
・お坊ちゃまでお調子者だが、それゆえにムードメーカーな式部雅人

こんなキャラ構成と、異星からの侵略者と戦う…という構図はまさに70年代のスーパーロボットテイストなのですが地球の状況が本当に彼らにかかっているレベルで切迫していて、作品中ずっと危機的な雰囲気が漂っています。それはさながら戦時中を思わせるリアルロボットアニメのものです。
この、スパロボ式分類ですが「スーパー系」「リアル系」両方の特徴を併せ持つ作品として「どちらにも良い所がある」と思っていた私にはとっても響く、面白い作品だったんですね。
私が初めてスパロボをプレイしたのはプレステ1の第四次Sだったのですが、ダンクーガは最後まで主力として使っていました。なんでもリメイク前のSFC版ではコン・バトラーVとの二者択一になっていたそうで、戦力的観点からどうしてもダンクーガが切り捨てられがちだった…とは友人からの情報で、いやぁ、両方残せる仕様に変わったプレステ版はいいなぁ!と思ったものです。

ここの忍の顔もカッコ良いですよね
矢尾一樹さんボイスも、個人的にはジュドーよりハマっていたと思います
第四次の最強技は上の断空砲ですが、個人的には断空剣の使いやすさが
圧倒的だと思ってました。何せ消費ENが15とか、燃費がハンパなく良かった

当然、スパロボで使い込めばアニメ本編に興味も出てくるものです。
ですが当時行きつけだったレンタル店にはテレビ後日談のOVAしか置いてなかったので、
「どこだ、どこにダンクーガのテレビ版があるんだ!」
と、自転車を飛ばして探し回ったのを覚えています(笑)。
結果、家から30分ほどの店で発見、一気に5巻まで借りた記憶がありますね。

捻りは要らない、主人公とヒロイン

私がこのダンクーガで気に入っている点は、主人公の忍とヒロインの沙羅が普通にくっついたことです(笑)。ラブコメ作品でもなんでも、主人公とヒロインは恋仲になるものだ、と思っていますしそこにサブヒロインが割って入ったりするのも…まぁ、面白味ではあるのですが。

赤い髪、腕っぷしが強く、勝ち気なヒロイン沙羅。
しかし恋に焦がれる乙女な一面もあり、
私の好きなヒロインの条件を全部満たしています

観たのが四半世紀以上前なので記憶が曖昧ですが、この忍と沙羅にはそこまでロマンス的な場面はなかったように思います。にも拘わらず、テレビ後日談OVAにて結婚した亮とダニエラに続き、次は俺たちだと口づけを交わします。一見、ご都合主義的なゴールインに見えますが…そうではないんですね。ムゲ帝国との決着を描いた話で、獣戦機隊はもう地球に戻れない覚悟で戦いました。敵に打ち勝ち、勝利は得たものの
「何も残らなかった。あたし達虚しすぎるよ」
と、沙羅は呟いていました。

そうなんです、結局地球はボロボロだし、ここまでの戦いでイゴール長官を含め共に戦った人達を何人も失っています。勝ったからといって何も満たされない。そんな虚無感が、この後の後日談にも漂っている…それがダンクーガという作品の特徴なんですね。そんな中、生死を共にした男女として惹かれ合うのはとっても自然だなと思いましたし、くっついて良かったね、というよりは「いいから二人で生きていけよ」という気持ちで観ていたものです。

忍に唇を奪われた直後の沙羅。可愛いリアクションで、
照れ隠しのビンタを見舞いますが実に微笑ましい

そして、私がダンクーガを気に入っている最大の理由なのですが、

「主人公と自分の、名前が一文字違い」

という、作品無関係な偶然があったからなんですね(笑)。
いえ、もちろん作品も面白くて好きなのですが、後日談OVAの「白熱の終章」だけは、雅人があまりに不憫なのであまり好きじゃなかったりします…氷漬けのままで終わった上に、愛機を宇宙に捨てられてしまうなんて…(汗)。

97年ごろ、私がビデオでこれを観ていると後ろから妹が
「あれ、これウテナ?」とか言ってきたのを思い出しました
そんなに似てるか?

金銭的都合次第ですが、このダンクーガBlu-rayBOXもリストインしました。
あれ、二ヶ月前にも別作品で似たようなことを言ってましたねこのオッサン。

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