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愛野美奈子生誕祭・美しくドジなヴィーナスへ

もう二週間ほど経ちますが、こんな動画も出ていて円盤の発売まで二ヶ月を切りましたね、セーラームーンCosmos。
本日10月22日はセーラーヴィーナスこと愛野美奈子ちゃんの誕生日という事で彼女について何か書こうと思った次第です。

元祖・追加戦士

彼女は旧テレビアニメ版では33話参戦と、今の感覚だと考えられない程登場の遅かったレギュラーキャラになります。元々セーラーVとしてうさぎ達とは別行動を取っていた為ですが、これが後のプリキュアにおける4人目もしくは5人目、のような最後の一人、特別な境遇により紆余曲折を経て仲間入りする「追加戦士」のはしりだったと思っています。

金髪、碧い眼、西洋人のようですが
よくよく考えると月野さんも同じです

原典を辿れば、セーラームーンの前身である「コードネームはセーラーV」の主人公だったりするので、前作主人公の参戦という皆が好きな熱いやつ、でもある訳ですね。最初こそ先輩戦士として頼りがいのある存在…のように登場しましたが、次第にうさぎちゃんと同類のドジっ子キャラでミーハーな面も強調されるようになり、すっかりアルテミスをツッコミ役としたボケボケキャラになっていきました。

ですが、私はそんな彼女が大好きです(笑)
SuperS第14話「恋の嵐! 美奈子のフタマタ大作戦」では二人の男の間を走り回る美奈子(実は両方とも敵幹部)に笑わされたものです。
あと私は火野レイが最推しだと別記事で触れたこともありますが、レイ&美奈子は良いコンビでもありますゆえ。

このシーン、Cosmos前編の最大の見せ場だった、まであります

昨年夏の思い出

去年の夏、六本木で半年間「セーラームーンミュージアム」という催事がありました。8月に一度だけでしたが足を運びました。

時間制でしたので、入口にお客さんが待機していたのを覚えています。

30年に渡るセーラームーンの歴史を、原作、アニメ、ミュージカルといった様々なメディアの記録と共に展示してありました。
客層はやはり少し年齢層高めの女性が多く、女児連れの親子客もいました。私の様なソロ男性客は珍しかったと思います(汗)。
いいんです、好きなのだから。

場所的にも、やはり高貴な催しの趣きがありました


旧テレビアニメ5年分の歴史、今も色褪せない全200話です
そして新アニメ版。
原作に忠実、をモットーに先日長旅を終えた作品です
これまでの商品たち。
Rの時のステッキは実家にあった気がします
ミュージカルの衣装など。
お前ホントマーズ好きだな、と自分にツッコみたくなります
かつてデパート等にあった遊具も。
現存しているのが貴重ですよね

全く、何かとマーズは個人的にクローズアップしがちだな~と思いつつ、30年の歴史を堪能してまいりました。変身少女もののパイオニアであり、前世からの恋を描いた、純然たる少女漫画。
四半世紀以上経っても愛される所以は、彼女たちの強さ・美しさへの憧れが普遍的なものであるからに他ならないのではないでしょうか。

ちびうさイチゴミルクを飲みました。
ムチャクチャ甘かったです、甘党でなければヤバかった
武内直子先生のメッセージ。
Cosmos後編でも感じましたが、ファンへの愛に溢れた方だと思います

愛野美奈子・そのキャラ造形の素晴らしさ


話を美奈子ちゃんに戻しますと、私が脚本の勉強の中で教わった人物の作り方、その魅力の付け方について「二面性」というものがあります。
おそらく過去の記事でも綴った事があると思いますが、強い面と弱い面を併せ持っていることが人物を魅力的に見せる、ということですね。

美奈子ちゃんは完成された美貌と戦士としての経験、これだけで相当高い次元の「強み」を持っています。それでいながら恋に破れた過去、家事がダメダメな女子力の低さ、ことわざを間違いまくる学のなさ、などアニメキャラとして見るものを楽しませる「弱点」も沢山あったりします。それゆえに彼女はとっても魅力的に見えるのでしょう。アルテミスというマスコットも手伝い、うさぎちゃんに並ぶ「もう一人の主人公」な側面もありますよね。

ややもすると他の四人に対し先輩風を吹かせかねないキャラですが、
まったくそんなことはない「友達」なのも大きな魅力ですね
そして、マーズとのコンビも絵面が大変良いです
この二人がセットで好きな方も多いのではないでしょうか、私含め

そんな愛野美奈子ちゃんのバースデー、作品のゴールインと併せ今年もお祝いさせていただきます。

美奈子ちゃん、誕生日おめでとう!

ちなみに過去のセーラー戦士バースデー記事はこちらです。
うさぎちゃん生誕祭は、映画公開日だったので感想記事に代えさせていただきました。


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