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「ジークアクス」観てきました、色々と最強でした(ネタバレ有)

という訳で、17日から公開の
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX (ジークアクス)– the Beginning –」を観てまいりました。

今年初の映画館、場所は有名イベント会場のすぐ横です

ちなみにここ数年の映画初めですが昨年はゴジラー1.0モノクロ版、一昨年はかがみの孤城でした。年明け一発目は、外さないという根拠なしの自信がございます。

では、今年のこのジークアクスはどうだったかと言いますと…
以下、初見感想を写します。

Filmarks感想

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

昨年、あるキッカケで富野アニメ履修に走っている最中での新作ガンダム、カラー&サンライズの合作に新しい息吹を期待して映画館に足を運んだ。

……やられた。
しっかりガンダムであり、スタジオカラーであり、近年のアニメの「面白いと感じる要素」が完璧に融合していた。
冒頭の数分はもう、何を観に来たか忘れるレベルで見入ってしまっていたが、ここまでファーストガンダムをイジって、かつ全肯定を見せられるとは思わず口元が緩みっぱなしだった。

宇宙の人々の生活模様、そこに息づくルール、突如戦闘に巻き込まれる「ガンダム感」に、快活な女子主人公に絶対スーパーチームに発展するであろう仲間たちという「鶴巻色」、メカアクションの面白さも加わって完全に時間を忘れる90分だった。
まさかまさか、シャリア・ブルがここまでキーキャラクターへと格上げされる日が来るとは、令和とは楽しい時代だなと思うしかなかった。主人公が成り行きで乗り込んでいくところに、「ガンダムが始まった!」と思えたのは学生時代に自分に課した富野教育の賜物だな、と嬉しく感じるばかりだった。
こんなに早く続きを観たい、と思わせる「第一話」は久しぶりに観た気がするし、昨年末、かつてのマイ聖典だったイデオンへの熱がぶり返したのもこれのための助走だったのでは、とまで感じられてしまった、今年初の映画館、大当たりである。


迷わず豪華版パンフを買ってしまったが、立体物に食指の動かない人間で助かったと思った。
もしそっちに聡ければ、絶対ガンプラに手を出していただろうから。


「なんかわかんないけど、わかった!」

スコア…5.0


とにかく面白く、この先も面白いことは確定

先月の第一報時に書いた記事で、この時から楽しみにはしていましたが…予想以上でした。
現代のトップクリエイターが全力を結集して2020年代の代表作を作ろう、そんな意気込みすら感じられる豪華絢爛な作品だったといえます。ファーストガンダムのifストーリーという、マニア心をくすぐる入りから美少女二人+イケメンというメインキャラクター達の隙のない構成、特異性を感じるマチュの行動力&資質…。

今時のアニメの面白くなりそうな要素、ガンダムといえば…の要素がふんだんに詰め込まれ、絡み合っている序章だったと感じましたね。

ニャアン、おとなしい性格ながらしっかり話を動かす副主人公って感じです
マチュの相棒感ありますしゆくゆくは彼女もパイロットになるんでしょうか
成り行き、勢いでモビルスーツに乗り込むところがまさにガンダム主人公でした
競技というか、果し合い形式で戦うのは水星でもう見たパターンなので、
この序盤のクランバトルはあまり引っ張って欲しくない気がします

強引な展開、しかし主人公が見せる強さ、ゆくゆく頼もしいチームになっていきそうな仲間達…。
この掴みの部分である映画もとても面白かったですが、この先も怒涛の面白さが待っていることは確信できてしまいました。実績あるメンツが気合いを入れているのは伝わってきたので、間違いなく面白い作品になります。
これは、本放送が今年の大きな楽しみの一つになりましたね。


世の中における、エンタメの役目を再認識

こと、最近は生活面、その他の分野でも暗いニュースが目立ちます。特に近年、インターネット、スマホがあることで過去の記録がより膨大に、鮮明になりました、ゆえに過去と現在の対比がより具体的になり「悪くなった面」が目立つようになったと感じています。
「社会の衰退」、これは私が未成年だった頃から言われていますが、特に情報が溢れすぎているといってもいい現在はより顕著になったのではないでしょうか。

そうするとやはり、「未来への希望」、明るい材料を見つけられず一層気持ちが沈んでしまう人は多いと思います。私ももちろん、40代半ばの中年ながら不安に駆られる時があります。
ですが今日、このジークアクスを観て本編が楽しみだ!となったのが一つ、未来への希望になったのも確かです。これこそが映画、アニメ、ドラマなどの社会における役割なのではないでしょうか。勿論、それ以外にも音楽、スポーツ、娯楽であるものは全て、です。コンサートや新曲の配信、リーグ戦の開幕…なんでもいいんです、「未来が楽しみ」だと思わせるのがエンターテイメントの存在意義、「必需品ではないけど、欠かせないもの」である理由だと、今日は改めて感じましたね。

ちなみに昨日の今日で、物販のプラモデルは売り切れ(次回入荷未定)でした
本当にガンプラの人気、そこかしこで感じることがあります

これを「ただの現実逃避だ」となじる人もいるかと思います。
そういう側面もあるかもしれませんが、私はそうは思わないんですね。
自分で直接解決できないことで気を揉んでも、大抵は精神のリソースの無駄遣いで終わります。それならば好きなこと、楽しいことで心の中を満たしている方が、ゆくゆくは問題解決につながる活力も沸いてくるというものです。悩んでいる時は気付けなかった答えが、意外とすぐ側に落ちていたりするのは珍しいことではありません。

なので私も今日から、ジークアクスという新しい楽しみを得て

「2025年、令和7年は面白いぞ」

と、誇大表現までしてやろうと思っています。

今日、映画館に着いた時点ではパンフレット購入予定はありませんでした
が、気付いたら豪華版(3000円)に手を出していました…
財布は軽くなりましたが、「買って帰れとガンダムが言っている」、って感じでしたね


そんな感じで、今年も良い映画からスタートできました!
2025年も、良い作品との出会いが多くあらんことを。

しかしこの人が…出世したなぁと(笑)

Filmarksにも書きましたが昨年末からのイデオン熱は、このためだったのかと運命的なものすら感じています。直接は関係ない作品ですけどね。
つまりこれも、イデの導きか…(笑)。

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