ラブライブ！ＳＳ三期を見守ってます、という話
この夏は推しの子二期を観ていて、毎週感想を書いておりましたが秋は
「ラブライブ！スーパースター!!」の三期を観ています。
私は所謂「ラブライバー」ではなく、最初のμ'sの頃から「話題になっているから」という理由でアニメは一通り観てきた、程度の人間です。なのでスーパースターも一期からとりあえず観てはいます、といった感じです。先日ニジガクの感想記事も書きましたが、映画館でやってますとなったら観に行ってるので、熱量は大してないと自認しているものの新作があるなら観たい、と思う距離感なんですね。
知らなかった、Liellaの「終わり」
私自身、緩い視聴者、かつ内容もボーっと観ているフシがあるので気付かなかったのですが、このスーパースター、二期で大変なことになっていたようです。
終盤、主役のかのんちゃんが留学する、しないの話になっていて結局「しない」で終わったわけですが私も後で「どっちだったっけ？行った？行かなかった？」と人に聞いてしまうくらいに内容が頭に入っていませんでした。それくらい心に残らない作品だったのでしょう。
二期は全体的に展開、キャラの言動が支離滅裂で破綻していたと言われています。私自身も葉月恋ちゃんのゲーオタ回が一番笑えた、程度の記憶しか残っていません。私のような薄い視聴者はそれで済んだのですが、熱心に観ているファンは怒り心頭、ふざけているのかと罵声が飛び交う有様だったようです。この状況はLiellaのリアルでの活動にも影響し、3rdライブはスタンド席がガラガラでカメラが映せないという事態になってしまったとか。
かのんちゃん役の伊達さゆりちゃんが、ライブのＭＣで「かのんちゃんがわからなくなってしまった」と、キャラの破綻に対する苦悩をぶちまけたことも、今や語り草のようです。
三期の放送までに二年の期間を要していますが、その間ニジガクのほうに新作がポンポンと作られていたことも相まって、最新作のスーパースターが休眠状態に入らざるを得なくなってしまったみたいですね。言ってしまえば、コンテンツ展開にブレーキがかかった、そんな状況だったのだと思います。
この度三期が始まるにおいて、二期の感想や当時の反応を漁ったのですが、目を覆いたくなるような惨憺たる光景を見てしまいました。
「ここまで酷い状態だったのか…」という感想でした。
立て直し、の三期が始まって
そんな中で始まった三期ですが、二期からスタッフが刷新されており一部では
「戦犯のリストラ」だと揶揄されています。
私は監督・脚本以外のスタッフまで覚えているようなファンではないのでこれも他の人の感想を見る中で得た情報であったのですが。
そして、肝心のアニメの内容についてですが…
「どうして私たちはこうなってしまったのですか」と言っているようです
ストーリーの節々に、
「すいませんでした、今回はちゃんとやります」
的な意識が垣間見えています。
ドラマパートとライブパートにまるで繋がりがなくチグハグだった前期と違い、歌う前のキャラ達の決意がちゃんと描かれているので「ラブライブしてる」と、言われているのが三期２話です。そこにマルガレーテのかつての言動が関わっているのが、前回のやらかしから逃げない姿勢に見えました。
元々ラブライブというシリーズ自体、肝心な部分をぶっ飛ばしたりするメチャクチャなストーリーで、キャラの多さも相まって「ご都合主義」の極みだと思っています。それをキャラの魅力やライブシーンのクオリティで「でも可愛いからいっか」と容認されてきた（暴論）アニメです。にも拘わらず破綻していると言われた前回の二期の「傷」を、まずちゃんと呑み込んでいこう、という話になっていると感じたんですね。
２話のマルガレーテが、視聴者に向けて頭を下げているようでした
三期１話のかのんちゃん、「神様のバカヤロー！」との台詞がありましたがこれが製作スタッフの恨み言に聞こえると言われ面白い解釈だなと感じましたが、ほぼほぼ事実だとも思います（笑）。
まだ２話ですからこの先は全くわかりませんが、この２回をもっての大方の反応、感触は「ちゃんと反省してる…な？」といったもののようです。前回で９人に増えたLiellaがさらに２人、計１１人になるという大所帯を１クールで捌き切るのは大変だと思いますが、長い準備期間を経ての三期ですからそこをどうするのか、とくと見せていただこうと思います。
個人的には、怪しかった一話だけども…
特に三期１話の時点では、かのんちゃんがLiellaとは別に活動する、というのが「？？？」に感じていました。
自分がいないことで奮起している仲間達に水を差したくない、とのことでしたがそれは外国で頑張っているから、という話だったはずで、結局同じ学校に残ったのにわざわざ別々にやる必要はあるのか？という疑問が拭えなかったんですね。
あと前回では「敵」だったマルガレーテが一気に同居人になる展開ももう、ムチャクチャだなと思いましたがこの際それはもういいやって感じです（笑）。
そもそももう、ラブライブ優勝という目的を果たしたLiellaが三年目に何を目指すの？という物語の着地点がわからない状態な三期ですが、好意的に受け取るならばスクールアイドルは栄冠のためにやっているのではない、という根本的な部分の掘り下げをやっていくのかもしれませんね。
元々初代のラブライブも「学校を救う」のが目的であり大会で勝つことは手段でしか無かったはずですから。
「何をやるの？」という部分からも、Liella、作品そのものの立て直しという観点からも、この三期で何を見せてくれるのかという関心は高いですね。一度コケた（自爆ですが）作品のリベンジマッチ、注目していきたいと思っています。
まぁ私自身は、キャラが可愛くて目の保養になるよね～くらいの感覚で観ている、おバカ視聴者なので強く批判などはしませんが、ここまでの経緯を鑑みて「確かめて」いきたいと思っているのでした。
ちなみに、２話までだと普通に面白いと思っています。
新キャラの冬毯ちゃんも可愛いですね。
男キャラだったらただ殴りたくなるのですが
なんか日曜朝でも見る展開ですね