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【スト6】24・12・2調整感想…納得性は過去最高かも
昨日、スト6にバランス調整が入りました。
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なにぶん、急な告知だったのでプレイヤーはざわついておりましたが…蓋を開けてみれば、本当に「調整」だな、と思わせる内容でしたね。
「忖度」という幻想は消えた、と取る
格闘ゲームに限りませんが、こういうアップデートという形でゲームの内容が変更されるのはオンライン化が進んだ2000年代中頃からで、最初こそ「買い替えをせずとも新バージョンで遊べる」的なお得感を感じていたのですが、スーパーストリートファイター4のとき、それだけではない事に気付かされたんですね。
それは、一斉アップデートにより、古いバージョンが消え去るという事実が付いてくることです。昔は新バージョンが気に入らなければ、古いバージョンで遊び続けるという選択が出来たのですが今はそれが出来ません。新しいルールの適用が、強制的な古いルールの撤廃になっているんですね。ここは、なんとなくネットワークの利便性の裏の顔を感じるところです。
それはさておき、私はスト4からこのシリーズの調整方針にはある種の「忖度」がある、と感じていました。八百長、出来レースと同じ類の黒い思惑のことです。…まぁ、何度となくゲーム関係の記事で書いてきたことですが、スト4シリーズはセービングキャンセルというシステムによって明らかなキャラ格差が出来ており、いわゆる昇龍拳系の技を持っていないキャラは特に、大会などではろくに参加も出来ない…ほどの不条理を感じていたものです。やっかみなのは承知で書きますが、
「有名プレイヤーを活躍させたい、勝たせたい」
という意識でゲームを作っていたんじゃないかと思っていました。
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今にして思えば、しょうもないテクニックだったなって感じです
という、ひと昔前の話はさておき現在のスト6です。
今回、かなり納得性の高い調整になっているなと個人的には感じており、「環境キャラ」と言われる豪鬼、ベガ、エド、キャミィの4キャラには念入りにメスが入っています。
これらのキャラは競技シーンでも使用率がきわめて高い4人で、ストリートファイターリーグがまだ途中ななか、今後どう影響するのかが楽しみになってきました。
私はぶっちゃけ
「なんだかんだ言ってもプロを困らせたくないから、せいぜい火力ダウンが関の山だろう」
とたかをくくっておりました。しかし…
・豪鬼は後ろ歩きの速度ダウンにより、近距離攻防の見直しが必要に
・ベガはデビルリバース弱体化、大足払いの硬直増加などで「強技振り回し」がやりづらく
・エドは中キック、しゃがみ弱キックの性能ダウンで地上戦が弱く
・キャミィはОDキャノンスパイクで入れ替え不可、を筆頭に色々
この辺り、想像を越えて「飛び出ていた部分を平らに」の作業が行われたんですね。特に、プロゲーマーももち氏の動画で見た内容ですがエドの立ち中キック、空振るとかなり余裕でお仕置きされていましたね。
個人的に、豪鬼の前中キック弱体化が嬉しいです。
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有名プレイヤーに配慮して…などという方針は邪推だったことがわかりました。「ウメハラが勝てば盛り上がる」などと考えていたら、豪鬼はより強化されていたと思いますからね。
「体力が少なく逆転されやすいことを考慮し、より安定性が増す調整を行いました。」
これは実際の文言と真逆ですが、ありそうだと思いませんか?
ここまでは、完全に思惑通り
さて、強キャラに念入りな…しかしダメダメになったという程でもない調整が入り、「上手いな」と思わせてきた中で、私の持ちキャラ、マノンについてです。
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スマホだとPCに送るのが面倒なので(怠惰)
7つの変更点があり、全てが強化でした。フレーム関連だと立ち強キック、ランヴェルセのフェイントが良くなっており、それ以外はドライブゲージ、SAゲージの増加量を増やす方向で調整されています。今回も、戦い方が大きく変わるような調整ではありませんが、地味に火力の高くなる変更だと思います。
これまでゲーム発売から3回ほど調整が入りましたが、マノンは毎回強化されており、一度も弱体化をされていません。そもそも強キャラ扱いされていないので落とすポイントが無いからなのですが、これは私が発売直後に感じたキャラの将来性を裏付けるものになっていますね。
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今の格闘ゲームはこうして、キャラの性能が上がったり下がったりするのが常識なのでなるべく目立たないキャラを使うのが、穏やかな気持ちでゲームを楽しむコツなんですね(笑)。なんとなくですが、発売前からマノンにそういうキャラの匂いを感じていた、というのはあります。
もっとも、先日AKIを使いました、なる記事も書きましたがレパートリーを増やすのも長期的な目で見た「ゲームを長く楽しむため」の取り組みだったりします。柔軟に、色々なことを試していきたいですね。
と、ここまで書いておいてなんですがまだ昨日からゲーム自体はプレイ出来ていません(苦笑)。
実際に触ってみて、将来性のあるマノンを味わってからまた感想を述べたいと思います!
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