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Ado「カムパネルラ」感想…十代にして叶えた夢の記録

こちらの記事に書きましたが、ライブまでいよいよ一週間になりました。そして昨日、ライブの事前準備用と言わんばかりのこの商品が届きました。

2ndライブ、「カムパネルラ」のライブBlu-rayです。
彼女初の映像作品、昨年8月さいたまスーパーアリーナで開催されたコンサートの記録ですね。
早速、全編視聴したので感想を書きます。

24曲、ほぼノンストップ

本ライブのセトリは以下のようになってます。
1・夜のピエロ
2・ラッキー・ブルート
3・ラブカ?
4・ドメスティックでバイオレンス
5・逆光
6・私は最強
7・レディメイド
8・阿修羅ちゃん
9・金木犀
10・花火
11・会いたくて
12・過学習
13・ダーリンダンス
14・FREEDOM
15・シカバネーゼ
16・永遠のあくる日
17・ギラギラ
18・マザーランド
19・ザネリ
20・心という名の不可解

AC
21・新時代
22・罪と罰
23・うっせぇわ
24・踊

「心と~」の前と、「うっせぇわ」の前にMCがありましたが、それ以外は止まらずに走り続けの24曲、圧巻でした。昨年参戦した蜃気楼でも、息をつく暇もないほど曲が続くそのテンポの良さに驚きましたが、この曲数で2時間以内に収まっているのがそれを物語っていると思います。
で、とにかく彼女、よく動くんですよね。曲ごとの振り付けがしっかり考えられていて、ファンの間ではよく話題になるラッキー・ブルートの寝そべり歌唱もさることながら、逆光では歌詞に合わせて蹴り上げを披露しており、「よく足上がるな~」と感心してしまったり、でした。
若さといっていいでしょうが、CD音源以上の力が入った歌を激しく動きながら歌っているにも関わらず最後までパフォーマンスが落ちません。ダーリンダンスなど、スタジオ音源では可愛らしい声なのにライブでは吠えるように歌っています。ライブであるがゆえの「Adoバージョンだオラっ!」という歌い方のアレンジが見どころですね。

おそらく、最初で最後?

周知の通り、彼女はメディアに顔を出しておらずブラインドアーティストとして(今作った造語です)活動しています。
ファーストライブ「喜劇」も、映像ソフト化はしないと何処かで話していた気がしますが、ではなぜ基本的に姿を見せない方向性の彼女が今回この2ndライブを発売したのでしょう。
これは私の憶測ですが、このライブが「終点」の意味合いを持っているから、記録として残しておこう。あとライブを観てみたい、けど叶わない人達に向けて…という要素が合わさってのリリースではないかと思っています。彼女は歌い手として活動を始めてから、念願だったのがこのたまアリでのライブで、デビューから二年経たずに達成してしまったんです。MCで「夢みたい」といっていましたが、その通りでしょうね。加えて、この時彼女は19歳。十代最後に「歌」を始めての到達点を見た、色んな意味での記念碑的ライブなのでこれは記録しようというのが商品化の趣旨だと思っています。

どうなるかはわかりませんが、映像が商品として出るのは、これだけになるのでは…という気がしています。ファン心理としては、惜しいと思いますけどね。

胸に響いた、一番好きな曲

アンコール前の、ラストナンバーだったのが「心という名の不可解」で、これは以前の記事でも述べましたが、私の一番好きな曲です。

この曲は彼女が尊敬する歌い手、まふまふ氏に提供していただいたという事でAdoちゃん的にも思い入れがある曲だそうで。
「カムパネルラ」でのこの曲ですが、これもまたがなりが超強化されたライブバージョン…と思わせて、少し様子が違いました。
歌声に「泣き」が入ってるんですね。おそらく、憧れだった大舞台で大切な曲を歌っている。それを大勢が聴いてくれている。この状況がそうさせたのだと思います。2022年8月11日、この瞬間にしか無かった歌声だと思えばとても尊いものでした。そして、それほど感極まりながら難しいメロディラインをしっかりなぞる彼女の実力にも感嘆した次第です。

この曲は私も一番好きなので何度も聴いていますが、「好き度」がまた一段とアップしましたね。ラブソングですが、「戸惑い」が格好良い曲です。

ライブという非日常

特典のポスターです

このBlu-rayを観て、来週のライブへの昂ぶりも当然増したわけですが、改めて「ライブっていいなぁ…」と感じましたね。ライブ以外では味わえない臨場感と、曲を通じて「本人」と会話ができる、これが醍醐味じゃないかと思います。加えて、これからも色々なものを見せて、聴かせてくれるであろうアーティストのその時点での全てを感じ取れる機会です。

来週、思い切り楽しんできます!

これも特典のキーホルダー。
来週、付けていきます

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