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行きつけ(だった)レンタル店で、最後の買い物をしてきたというお話

先月、こんな記事を書きまして、

この中で、うちの最寄りのレンタル店が5月で閉店するという話をしました。本日、そのお店にお別れを…と手向けのつもりで行ってきたんですね。

まさに、処分市の真っ只中

前回訪れたのが3月13日、もう一ヶ月以上経っており閉店まで2週間といった時期、当然商品は大半が捌けてガランとしていました。DVDレンタルだけでなく、ゲーム、書籍、衣料、トレカも扱っていた大型店でしたから、至る所が殺風景な有様は寂しさもひとしおでしたね。
レンタルの受け付けは先月いっぱいで終了しており、残った商品は全て中古として売られていました。当然全てレンタル落ちですが、数百円で販売です。
「おそらくココに来るのも、今日が最後だろうな…」と、ラストの思い出に…などと殊勝な気持ちがあった訳ではありませんが何か買おうと思いました。ところが、いざ買おうと思うとあまり食指が動かないものです。
おおまかな理由として…

・大方の作品は、サブスクで観られる
・それでも買うなら、レンタルアップではなく状態の良いものにしたい

という事なんですね。…皮肉なもので、こういう実店舗が無くなっていく理由を自分で思い知る羽目になりました、解ってはいるのですが、身に沁みたって感じでしたね。
こうして、「もう終わりだから、好きなの持ってけ!」と言われても二の足を踏んでしまう訳です。そりゃあお店は、どんどん無くなっていきますよね…。
それでも未練がましく店内をウロつくこと三時間、色々なことを考えたり思い出したりしながら最終的に手に取り、レジに持って行ったのはコレでした。

2018年「HIBIKI  響」と、
2022年「ハケンアニメ!」です。

この2本が、興味はあったけど観る機会を逃していて、尚且つ現在AmazonPrimeVideoの見放題に無い、という条件を満たすものでした。厳密に言うと響は見放題の時期に見損ねていたんですけども。

上の記事にも書きましたが、かつてはここでゲームも色々買いましたし、古着もちょくちょく買っていました。CDレンタルがあった頃はベスト盤を借りてはiPhoneに入れる、というのをよくやっていたものです。引っ越してきて12年、こちらの暮らしにも懐かしさや名残惜しさが生まれたんだなという感慨があります。

あっ、段ボールいっぱいの本を汗だくになりながら売りに持ってきたけどほとんど値段が付かず、50円に替えられた事も今思い出しました(笑)。ただの運動になったんですね。

そして、思い出のレンタル店といえば…

この思い出から芋づる式に出てきたのが、さらに20年以上前、都内に住んでいた時によく利用していたTSUTAYA恵比寿ガーデンプレイス店の記憶です。

ガーデンプレイスに合わせ、外観もオシャレでしたね

ここもよく使っていましたが、6年前に閉店したそうです。

私がここを利用していた頃は、まだVHSテープの時代でしたね。テレビデオともう一台のデッキを使って自宅でダビングをしていたのを思い出します。案の定、テレビデオのビデオ部分がすぐ壊れてしまいました(苦笑)。ここで初めて借りたのは…仮面ライダーBLACKの1巻だった気がします…20年前も、今と変わりませんね。
5年前に、かつて住んでたところを見に行ってみよう、と恵比寿を訪れた際にここが無くなっているのを知り、結構なショックを受けたものですが本日、その後書店として、ガーデンプレイス内に再出店したという情報も得ました。


TSUTAYA、ゲオ、誰もが知るレンタルチェーンが消えていく一方の中、形を変えて名前は残っている、というニュースには僅かに安堵の気持ちを覚えます。時代の流れ、やむを得ない話なのは重々分かっておりますがこうして当時のことを記すことで、自分の中に残していきたい…そんな思いで綴った、「レンタルビデオ」の思い出でした。

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