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映像作品感想

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映画中心の感想集です
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#アニメ感想

映画感想「映画 プリキュアオールスターズDX(デラックス)みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!(Filmarksより)

フレプリTVシリーズ完走記念鑑賞。 この時点での全4組が揃い踏みする、初のオールスター映画。 強敵が現れ、それを倒すというのみのストーリーで特に表立ったドラマは無い。 その代わり全員の活躍が満遍なく描かれ、作画のレベルも高くアクションもスピード感、パワー感抜群。 これはシリーズファンへのサービス作品であり、「夢の共演」を具現化した合作のお手本のような映画。 お互い名前も知らない状態でも阿吽の呼吸で共闘する、そんな彼女たちが眩しかった。 ミラクルライトの出番も、とても美味し

映画感想「映画 Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」(Filmarksより)

TV版を完走したので鑑賞。 のぞみの誕生パーティーにチョコラという少女が乱入し、追ってきたブンビーといつものホシイナー戦。その後お礼にと招かれたデザート王国は全てがお菓子で作られた、夢のような国だったが…。 前作「鏡の国」はTVシリーズ未見で観てしまったが今回は完走後。キャラをよく把握した上での鑑賞でこの映画がツボを押さえていることをハッキリ認識出来た。 この「5」は、主役5人の結束力と夢を諦めない、というメッセージを100話近いTV版で訴え続けており、堕ちた仲間が絆で救わ

映画感想「劇場版 マジンガーZ/INFINITY」(Filmarksより)

テレビ版から10年後の物語を描いた続編という事で、旧作の第1話のみ観てから鑑賞に臨んだ。 インフラに関する問題や価値観の多様性など今日性を多く含んだ物語と大人になった旧キャラ達の変化が見どころで、紛れもなく2018年のマジンガーZである。 残念なのは今風のアニメに近付けようと小難しい設定を織り込んで消化不良に終わっている点で、終盤のバトルにおいてもそれが足枷になり弾け切れてない印象がある事。 しかし、所長となったさやかや出産を控えたジュンはとても魅力的で、独房での会話は個

映画感想「ガールズ&パンツァー 劇場版」(Filmarksより)

昨年映画館で観たものの予備知識なしだったため、この度TV版鑑賞後に二度目の鑑賞を敢行。 再度廃校の危機が訪れ、回避の為に大学選抜チームとの試合に臨む大洗女子学園。 ルール的に数の面で絶対不利な状況を、かつての対戦相手たちが救う。この王道スポ根ものな展開にTV版と同じ小気味好い会話劇の楽しさが加わる。 さらに映画的な大胆な戦術に、決戦は途端に台詞の無い「音」で彩る演出。 一級のエンターテイメント作品である事がよく解った。TVアニメの後日談映画化の模範といって良い作品である。

「推しの子」2話まで鑑賞…これが現代の夢追い物語

少し出遅れましたが、今話題の「推しの子」を観ました。 1,2話の一気見でゆうに二時間、立派な映画鑑賞の感覚でしたが、グイグイ惹き込まれましたね。 結局映画館では観ませんでしたが 先月1話の先行上映と謳って映画館でやっていて、なんだか話題になってるらしい、程度の認知度で関心はあったのですが、例の二大映画が忙しくて(笑)、観に行く時間は取れませんでした。この時点ではテレビアニメの事、それの1話な事、内容から何も知りませんでした。昨年の五等分の花嫁などもそうでしたが、周囲のざわ

アニメ感想「五等分の花嫁」(一期&二期)(Filmarksより)

「五等分の花嫁」 劇場版のために鑑賞。 昨今の、パッと見で見分けが付かない美少女キャラ群のアニメを逆手にとった様な設定が斬新。 そして、ラブコメにありがちな「なんだかんだでこの子がメインヒロインだよね?」が無いのが凄かった。 一期の時点では、一花推しでした。 「五等分の花嫁∫∫」 劇場版の為、一期から続けて鑑賞。 一期と比べて関係性が明らかに進展し、遂に五つ子間で風太郎争奪戦が始まる。 だが、基本的にお互いを大事に思っている仲の良い五人姉妹。ドロドロせず、他の四人

アニメ感想「SSSS.GRIDMAN」&「SSSS.DYNAZENON」(Filmarksより)

「SSSS.GRIDMAN」 円谷プロが手がけるアニメ作品。 一見ベタなヒーロー物に見えて、思春期ドラマとして相当に濃厚。 ナチュラルな台詞回しとキャラデザインが秀逸で、最終回の見せ場はズドンと心に刺さった。 六花ちゃん、大好きです🥰 「SSSS.DYNAZENON」 2年ぶりに再視聴、12話を二日で走りきった。 雰囲気・空気感が前作SSSS.GRIDMANを踏襲しつつも純粋なロボットアニメで、+青春ものな部分がより濃くなっている。前作が同盟の三人による友情ならば

アニメ感想「風都探偵」(Filmarksより)

仮面ライダー50周年企画の一つ。 U-NEXTには入っていないが地上波で鑑賞。 流石に公式続編、TV版の要素をしっかり汲み取ったWの第二章という感じで話のノリは実写版のまま。 メモリ犯罪を解き明かしていく探偵ものの面白さがしっかりあり、3話完結というスタイルでありながらテンポが悪くもなく丁寧さを感じる秀作だった。裏風都などアニメであればこその設定も活きている。 声優陣も違和感がないし、何より新キャラのときめがとても気に入った。エヴァのマリもそうだが、既に完成された世界に新キ