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脚本・長編

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映画を想定して執筆したものになります
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#長編

2019年コンペ応募作「副題少女(サブタイトルガール)」

4年前、コンペ応募で書いた作品、一時間ものです。 創作における、「執筆」の位置 オタク女子がある日、人の顔を見るとその人の翌日の「副題(サブタイトル)」が見える能力を得る。それで振られた幼馴染が数日後、事故に遭い亡くなる事を知ってしまい…という物語です。 これもドタバタラブコメとして書きましたが、読み返して消化不良感を覚えました。もっとこう…な感覚ですね。発案は悪くないな、と思ってます。 何故消化不良感があるのか考えてみましたが、結末ありきでページ調整していたがゆえの駆け

2021年夏・応募作「挟まれて、僕は裏返る」

一年前に応募した、一時間ものです。 混沌の執筆 …などと厨二臭い表現をしますが、要はモチベーションが危機的状況で、恒例のコンクール時期なので書くか…な作品、「張り」が無いのですね。 ですが、個人的にはこれはとても大事な一本でもありました。 それは継続、立て直しといった執筆姿勢のリセットの意味合いがあったからです。 これの一つ前に、「お支祓い」という金にがめつい巫女の話を書いたのですが、過去最低の結果に終わりかなり打ちのめされました。振り返れば「そりゃそうだよな」というクオ