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2019年コンペ応募作「副題少女(サブタイトルガール)」

4年前、コンペ応募で書いた作品、一時間ものです。

創作における、「執筆」の位置

オタク女子がある日、人の顔を見るとその人の翌日の「副題(サブタイトル)」が見える能力を得る。それで振られた幼馴染が数日後、事故に遭い亡くなる事を知ってしまい…という物語です。
これもドタバタラブコメとして書きましたが、読み返して消化不良感を覚えました。もっとこう…な感覚ですね。発案は悪くないな、と思ってます。
何故消化不良感があるのか考えてみましたが、結末ありきでページ調整していたがゆえの駆け足感が原因であろうな、という答えが出ました。締め切りまでに書かなきゃ、の気持ちが原因だと思うのですが、ハコ書きの段階で詰められる部分がもっとあったように思います。
私は書きながら調整するタイプではなく、書き始め前にプロットを納得のいくものにしてから書き始めます。既に完成したものを原稿に写していく感覚です。ですので、「執筆」は仕上げ作業の位置にあります。それゆえにプロットが稚拙だと出来上がりもそういうものになっちゃうんですね。

ここは人それぞれな所だと思いますが、書きながら修正していく人の経験談も聞いてみたいですね。

これも、リトライ候補

日の目は見なかった作品ですが、これも詰めなおしてどこかで再生させる機会をあげたい作品ではあります。
この作品の宮原という男子、このキャラをもっと厚みのあるものにしてすれ違いラブコメとしての純度を上げるとか、色々やれることが見えますので。
全く別の設定やキャラになるとは思いますが、ティーンエイジャーのキャラは書いていて楽しいですし、愛おしく思えるのでこれからも生み出していきたいですね。

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