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大切な人の写真を撮ること
お正月の帰省時、半年ぶりくらいに家族全員揃ったので家族写真を撮りました。
4人で写真を撮ったのは多分私の成人式の前撮りが最後。それ以来とりわけ撮ることもなかったのです。
ですが私は自分の大切な人を写真ほど愛おしいものってないんじゃないかなと思うのです。親が撮る子どもを撮る写真、恋人を撮る写真、友人を撮る写真などを見ることがありますがそこには確かに柔らかく包み込むような愛があります。
そういう写真を見るとああこの光景ををファインダーで覗いて見る目、そしてその時の感情や眼差しはきっと何よりもその撮っている人にとって愛おしくて大切なものなんだろうな。だからこそその瞬間の光景も感情もひっくるめてなるべく多くのものを掬い撮って宝物のように大事にしたいんだろうなと思うのです。それはとても素敵な感情だと思います。私はそういう写真心の底から大好きです。
そう思っていた矢先、帰省の機会が訪れ夏帰ってこなかった弟も兵庫から車で帰ってきて久しぶりに家族団欒の時を過ごしました。
そして1月1日神社でお参りを済ませた後、家族写真を撮りました。母からはなんでいきなり?って言われました。もしかしてなんか悩んでるのかなとか思われてたのかも。でもそんなことない。
ただ私は大切な人たちを撮りたかった。それだけです。
弟あたりめんどくさがられるかな〜と思っていたのですが、これが意外とノッてくれてとても良い提案をしてくれました。
その提案とは10年くらい自宅の庭で撮った家族写真のオマージュをするというものでした。
というのも私の家では私が中学生に上がる前までは年賀状に家族写真を載っけていたのです。そのために毎年撮っていました。
何その案良い!ということで至急、昔の年賀状を探し10年前の年賀状にあった家族写真をオマージュすることになったのです。
私は3人が昔の写真を見ているところを位置やピントを合わせるためファインダーを覗いてみていました。
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上京するまで毎日顔を合わせてた私の家族。私は結構おしゃべりなので学校から帰ってきては何かと話していました。でも大学で上京し、社会人になってからというもの家族と顔を合わせる機会は一年間で合計しても1ヶ月分にもなりません。
でもだからこそ集まった時にはちゃんとその時の状態を残すことをこれからはもっと大切にしたいなとファインダーを覗きながら思いました。
せっかくいいカメラを待っているのです。大切なものを撮らなくては元も子もありません。
私がファインダーを覗いて見るものは愛おしいものだけです。(ファインダーはないけどGRもね)
だからこそ愛おしいと思ったものは絶対に撮り逃さないようにしたい。そしてその時向けた眼差しを忘れないようにしたいなと思います。
また会う日までお互い元気に、そして毎日は難しいかもしれないけどそれなりに楽しくやろうね。
おまけ
その後、私の家流おせちも食べました!
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