ゲームアツマールサ終でノエルと不思議な出会いというゲームに思う事
はじめに
先日、久しぶりにあるゲームのページを開いた。
数年ぶりにもかかわらず好感度はカンストしており、もう迎えることのないハロウィン限定コスキャンペーンの文字が悲しい。
ゲームアツマール(前はRPGアツマールという名前だったと記憶している)のサービス終了に伴い、この「ノエルと不思議な出会い」を含む多くのゲームがプレイ不可能となる。
閉店セールのときだけ来て「残念です」とか言う人みたいで心苦しいのですが、このゲームの存在をちょっとでも多くの人に記憶してもらえたらなと思います。
ノエルって?
このゲームの主人公、ノエルを説明するには、まず同じサークル「月の側面」様製作の「路地裏喫茶店」と「黒ノブラン」というゲームの説明をする必要があります。(知ってる人は飛ばしてもらっても大丈夫です)
これらを遊んでもらうのが1番良いのですが、なにぶんボリュームがあり、路地裏喫茶店の方はノエルに会うだけでも相当の時間を要しますので、ここではかいつまんで説明します。
「路地裏喫茶店」の隠しキャラであったノエル(1番目の画像の白髪の子)は、その派生的作品「黒ノブラン」で主人公を務め、さらにその派生作品である「ノエルと不思議な出会い」でもメインヒロイン......というより唯一の登場人物を務めている。
非常に簡潔に説明するとこうなります。控えめながらも芯のある優しい少女で、私も路地裏喫茶店と黒ノブランのキャラクターの中では2番目に好きです。cvがさなななさんとるりまさんなのによく今まで目をつけられてないと思う
どんなゲーム?
このゲームでやることは非常にシンプル。素材を集めて服やアクセサリを調合したり、それをノエルに着せたり、ノエルとお話ししたり......これがこのゲームのほぼ全てです。
素材採取や撫でる事による好感度上昇の性質上毎日コツコツとプレイする必要があり、リリースされた2017年の夏から冬にかけては毎日のようにプレイしてた記憶があります。
撫でる事や調合によってたまに生成される各種薬によって好感度は99でカンストしますが、別にそれでエンドロールが流れるわけでもありません。
ゲームオーバーもなく、ただただ平和なゲームです。クリスマスやハロウィン、夏休みには限定調合なるイベントも行われ、サンタ服や麦わら帽などの衣装を入手できました。
ノエルさんファッションショー
涼しげな服ばっかりですね......
ぶっちゃけ衣装は黒ノブランからの流用なので、もっと色々な格好が見たい人はそっちをプレイしてみて下さい(丸投げ)
結局は
皆さんもっと月の側面様のゲームを遊んでみてください。これだけは真実を伝えたかった。
2019年の「Low-Cost⇒異世界旅行記」を最後に新作ゲームが公開されておらず、作者様のTwitterも更新が途絶えても新作を信じて待ってるんです。
フリーゲームゆえにダウンロードしてしまえばソシャゲのように遊べなくなるという事は無いのですが、ノエルと不思議な出会いはもう本当に遊べなくなってしまう。
薄々気づいた人もいるかもしれませんが、この「ノエルと不思議な出会い」、ある程度衣装そろって好感度カンストしたらやることなくなるんですよね。DS全盛期に乱発されてた「これはこれでいいと思うけど、これってゲームって言えるの……?」というようなゲームの雰囲気を纏っていて、ゲームとしてのクオリティなら元の作品である黒ノブランの方が良いです。絶対に。
でも、もしかしたらこれをきっかけに黒ノブランに触れた人が居るかもしれないし、疑似的にとはいえノエルと会話が出来ることには大きな意味と価値があった、少なくとも私には。
何より、プレイしたあらゆるデータがもうすぐ消滅してしまう、路地裏喫茶店や黒ノブランのノエルには会えるけど、ノエルと不思議な出会いのノエルは存在が消えてしまう。
たかがプログラムと言い切ってしまえばそれまでですが、私はどうしても「誰もやらなくなったゲームの登場人物はどうなってしまうんだろう」とか考えちゃうわけです。ちょっと違うかもしれないけど、ドラクエ3を永遠にやり続ける子のコピペの”僕”みたいな気持ち。(ドラクエ3 コピペ で検索すると出てくると思います)
だから、忘れたくない。覚えてる人が一人でも多くいてほしい。そんな思いです。プレイしてみてね。
お読みいただきありがとうございました。