愛知県稲沢市・国府宮の駄菓子屋 ~激ウマ!みたらし団子 にわや~
【大切なことはすべて駄菓子屋が教えてくれた】2015年9月に書かれた記事の再掲載です
愛知県稲沢市。
年に一度のハレの舞台は裸で入り乱れろ!!!
桜の名所でもある尾張大國霊神社(通称・国府宮神社)で開催される「国府宮はだか祭」は天下の奇祭として全国区の知名度を誇り、旧東海道(宮宿)と旧中山道(垂井宿)を結ぶ旅情心をくすぐるナイスネーミングな美濃路の宿場町(稲葉宿)として栄えた旧市内は、銀杏生産全国トップの祖父江町・平和町と合併⇒木曽川をはさんで岐阜県と接する様になった、人口約13万6千人を擁する街。
今回は、その国府宮神社の参道(神社の目の前)にあり、名物「みたらし団子」が有名かつ超絶にマイウーで、後引く味の「はだかまつりのアメ」もラインナップに揃える駄菓子屋「にわや」を紹介します。
一見すると、和食の老舗の様な雰囲気の「にわや」。
暖簾をくぐると、すごく格式(値段)高いお品書きが出てきたらどうしましょう・・・なんて心配は御無用。
「とても昔からやってます(笑)。
もう半世紀以上!私自身、嫁いできてもう40年経
っちゃってますしね(笑)」。
名物の「みたらし団子」を頬張りながら店の歴史を訪ねると、ひょうきんと言うか底抜けに明るいおばちゃんが応えてくれ、一気にほんわかムードに。
さぁ!中に入ってみましょう!
筆者が訪れしは、夏の終わりの或る夕暮れ。
ちょうど店内から、駄菓子を買い終えた地元の子供達が、それを楽しげに食べながら出てくる所でした。
駄菓子がキレイに陳列された棚。
そして、その上に飾られる「はだか祭」関係の写真やイラストが目を楽しませてくれるのと同時に、この祭りが持つ歴史と文化の重みを感じさせてくれます。
それをゆっくりと鑑賞する為のスペースでしょうか?とても広い空間が気になり聞いてみると・・・
「子供達がゆっくりとしゃべる為のスペース」との回答!
う~ん、子供目線ですYO。素晴らしい事ですね。
「祭の季節や、お正月など、客足はスゴイですね。みたらしなんて、焼いても焼いても間に合わなくて・・・」と、おばちゃんも感嘆せしめる、絶大な人気と知名度を誇る「みたらし団子」は、本当に美味しくてビックリ!
しかも1本=80円と言う驚きの価格設定。
これだけを求めて遠くより来る旅人がいると言うのも納得。本当にマイウーでした!
「子供の頃、ハレの日に「にわや」の団子を食べて
くれた子達が大人になって、祭りや正月にふらっ
と寄ってくれる。
すごく嬉しい事です。
Ahh、私も年取る訳だぁ・・・って、月日の流れ
も痛烈に感じるけどね(笑)」とおばちゃん。
はだか祭で有名な国府宮神社の目の前にある「にわや」。
皆さんも、ここの名物「みたらし団子」を食べて、子供の頃みたいに素っ裸な気持ちになってみては如何でしょうか??
「にわや」アクセス
名鉄名古屋本線「国府宮」駅 徒歩8分
愛知県稲沢市国府宮3-15-5