閉店された駄菓子屋の記憶 【おまけや】東京都足立区・伊興〜
小さい子供達の大冒険!!
1人で上手に買い物出来たり、自発的に挨拶することが出来たり‥
そうした時に、店のおじちゃん・おばちゃんがくれたのが、ちょっとしたオマケ
『はい、オマケ』
店名の由来でもあるその言葉を、御二人から温かくかけられた伊興っ子も多いハズ‥
東京下町・足立区の素敵な駄菓子屋【おまけや】さん、数年前に閉店されたと確認致しました。
おじちゃん、おばちゃん。
長きに渡り、本当にありがとうございました。
以下・過去記事です(2013年)
東京都足立区・伊興。
今回はその伊興エリアの一角を担う・西伊興の駄菓子屋「おまけや」を御紹介します。
「おまけや」
テントに描かれた何とも言えない文字と色彩のコラボが巻き起こすノスタルジックの凄まじさ!
筆者がしばしの間、その雄姿の前で思わずジュディ・オングさんがごとく『魅せられて』しまったのも無理はないでしょう
元々は駄菓子・玩具の他にゲームも沢山置かれていたという「おまけや」。
しかし、今では駄菓子コーナーの片隅に動かなくなった10円用駄菓子屋ゲーム機が一台、さびしげに置かれているだけです。
メーカーも修理業者も廃業が相次ぎ、直すことも出来ず、捨てるのももったいないので置いてあるとの事でした。
空き地、次いで路地の多くが下町からも消滅していき(人為的ですがね)、最後まで残った子供の社交場としての駄菓子屋において、今はもう動かないアナログの生き証人であるゲーム機を間近で見た時、筆者は、「お疲れ様」ではなく、「ありがとな」と言っていました・・・
※ゲーム機はあえて写真には撮りませんでした。心中お察し申せ。
筆者は、北野 武氏の自伝「たけしくん、ハイ!」に出てくるややアンタッチャブルな、それでいてどこか牧歌的な下町の匂いがまだ足立区にはまだ残っていると信じています。
西新井・北千住など足立区内でも再開発ラッシュという痛恨の一撃が、完全に町の姿を変えてしまいました。
西新井に近く、日暮里・舎人ライナーの開通でアクセス良好となった伊興地区においても、その波は徐々に近づいてきています。
しかし「おまけや」には、その波を中和させるようなノスタルジックな下町の匂いが残っています。
それは、べらんめぇ口調のおじちゃん・優しい笑顔のおばちゃんと、「おまけや」で育っていった子供達の思い出が、そうさせてくれているのかも知れません・・・・
「おまけや」アクセス
日暮里・舎人ライナー「舎人」駅より徒歩10分
東武スカイツリーライン「竹ノ塚」駅より徒歩15分