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iOSアプリ「AR VR家族葬Fnet」と葬儀のこれから | ダフト式XRニュース #1

6月15日に発表されたこちらのニュースは、ARでお葬式の式場を仮組みしてそのまま発注できる「AR VR家族葬Fnet」というサービスについて。リリース元はFuneral service workers academy, Inc.という米ロサンゼルスにヘッドオフィスを置く会社の日本法人で、他には霊柩寝台車配車サーバなどお葬式にまつわるITサービスを行なっているとのこと。

アプリを実際に使用してみると、結構楽しい!
直近で葬儀をする予定は特にないのですが、色々なテンプレートを見ているだけでも面白いです。テンプレートの種類は火葬式・1日葬・2日葬から選べるので、やりたい葬儀に合わせて空間を作っていくことができます。

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私が1分程度で作ったお葬式会場がこちら。なぜか折り鶴というアイテムがあったので空に浮かべてみました。でも実際にこうやって天井から吊るしてもらえたりしたらきっと可愛いのではないかと思います。

昨今の新型コロナウイルス感染症の影響として、「直葬」がやむを得ず選ばれることが増えたそうです。それをきっかけに葬儀は全国的に短縮傾向にあり、その傾向はコロナ収束後も続くのではないかという見解があります。

単純に短縮といっても「めんどくさいからやーめた!」ということではなく、本当にやりたいと思える儀式だけを選び、本来準備に回していた時間を故人とゆっくり過ごす時間にする人が増えたという見方もできます。

その場合、iOSの端末さえあれば誰でも手軽にダウンロードできるアプリとして、お葬式シミュレーション・バーチャル下見・選択肢を事前に知ることができるようになったのはとてもいいことなのではないかと思いました。

今までは遠い話だったお葬式がなんだか身近になる、そんなサービスでした。

(従来の儀式が詰まったお葬式は今後、バーチャル世界に「無形文化」としてアーカイブされていくのかもしれません……)


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