第37回 外国銀行の台頭と特殊銀行論(2013年 5月 2日)

ここ数年、インドネシア国内では外国銀行の台頭への警戒論が出ている。中央銀行は2012年11月、資産5兆ルピア(約500億円)以下の外国銀行支店は資本追加または事業縮小のいずれかを選択することや、外国銀行支店は3年以内にインドネシア法人とすることなどを含む新政策を発表した。2013年3月には、次期中銀総裁のアグス蔵相が「外資系合弁銀行のトップにはインドネシア人が就くべき」と発言した。これらの動きを、ナショナリズムの影響が濃くなっていると過敏に受けとめる向きもある。

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