igarasimacoto/Halszkaraptor

なんとか生き延びてきただけの半端者です。

igarasimacoto/Halszkaraptor

なんとか生き延びてきただけの半端者です。

最近の記事

【FCGDGADのコードとスケール】#2 便利なポジション

相変わらず、7弦ギターをFCGDGADにチューニングして練習しています。その中で気づいたメモみたいなものを書き散らしていきます。 視覚的に覚えやすい運指って最高ですよね。ギタリストはみんな、特に即興演奏やテンポの速い演奏においては、なるべく脳みそを使わずに弾きたい。 そういう意味で良いアイデアが見つかったので今回はそれを記事にします。 さて、FCGDGADチューニングの場合、 「ふたつの1オクターブ音程を持つ(5弦と3弦がG、4弦と1弦がD)」 「しかも、そのふたつのオク

    • 【FCGDGADのコードとスケール】#1 メジャー系コード 4弦ルート。DADGADでも同じのが弾けるよ

      ・7弦ギター、FCGDGADの変則チューニングのポテンシャルを探っている。 ・オリジナル曲の演奏、既存曲のアレンジ、あるいは即興演奏のために、コードやスケールのアイデアをストックしておきたい。 ・メロディと和音を同時に1人で表現するソロギター的なスタイルにおいて使い勝手のいいポジションの知識を増やしたい。 ・左手のどの指が最低音(通常はコードのルート音)を担当するか、またその最低音は第何弦か、という観点で整理を進めていく 本記事では、左手は、人差し指が4弦上にあるルート音を

      • 【FCGDGADのコードとスケール】#0 序論

        ギター初心者が最初期に習うものの一つに、コードというものがある。 たとえばC,G,D,Eなどの英大文字で表されるメジャーコードや、Am,Em,Dmなどのマイナーコード、G7,E7などのセブンスコード。他の楽器で音楽理論の知識があればともかく、そうでない9割以上の初心者はとりあえず形から入るものだ(私もそうだった)。つまり、コードの名前と、どの指がどの弦のどのフレットを押さえるかの対応関係を一つずつ覚えていく。4つくらい覚えれば(Em,C,D,Gとか)、それだけでそれなりの曲数

        • ギターは実在物なので、対称性などもともとないのだという気付き

          ギターのチューニングをいろいろ変えてみるのが好きだ。色々試した中で、なんで今のチューニングを気に入っているか、改めて言語化してみる。 自分の性格を考えるときに、ギターを小学五年生から30年弱続けているし、ブランクはあれど小学生からプログラミングに興味があってやっていたり、大枠で言えばあまり飽きっぽいということはないのかもしれない。けれど、ある程度以上細部になるとあれこれ手を替え品を替えていってしまう性格だなあと思う。むしろそれによって、大枠ではひとつのことを続けてこられた、

        【FCGDGADのコードとスケール】#2 便利なポジション

          DADGAD系チューニングだと可能な、クローズドな四和音。【maj7編】

          今回も、ギターの練習メモみたいな話。 前回書いたように、7弦ギターをFCGDGADというチューニングにしたらすごく可能性を感じたので、自分なりに研究・練習し始めた。 ざっくり分類するなら、変則チューニングの中では最も有名な部類であるDADGADの亜種になる。私はDADGADはほぼ使ったことなかったけど。 DADGADとFCGDGADで共通の、上部4本DGAD。ここを使うと、クローズドな四和音のボイシングが全部の転回形で弾ける、というのが今回の発見。 この画像のように、ち

          DADGAD系チューニングだと可能な、クローズドな四和音。【maj7編】

          CGDGADは美しいぞー。(また)新しいチューニングに挑戦

          新しい変則チューニングを思いついて,試してみたらかなり良さそうなので,これから研究していこうと思う。 その新しいチューニングというのは, 「FCGDGAD」(7弦ギター) というもの。私はここ2年ほど,「FCGDGBE」というチューニングをメインにしていたのだが,それの高音側2本を全音下げたもの。 あとで調べたら、6弦ギターで「CGDGAD」というチューニングを使っている事例は案外あるようだ。DADGADに似てるし使いやすいのだと思う。 キーCメジャーだと、例えばこんな感

          CGDGADは美しいぞー。(また)新しいチューニングに挑戦

          新曲「花火」についての雑記

          花火という曲を先日,配信リリースした。 Xで「ある意味、愛についてストレートに歌った」曲だと呟いた。酔った勢いで。でも実際そうかも、と思った。 歌詞の解釈についてあまり言わないほうがいいと思っているけど、今回はうまく自己分析に繋がったので記録しておく。面白いのは自分だけかもしれないけど。 この曲は最初,出だしのAメロが歌詞もコードも含めてすぽんとできた。(前回の記事で、ここのコード進行気に入ってるという話をした) 結構ストレートに、ポストカタストロフ感があるってのは分か

          新曲「花火」についての雑記

          分数コード

          ギターは、ピアノなどの鍵盤楽器よりも、和音の演奏に制限が多い。 最大同時発音数にも制限があるし、両手タッピングとかしない限り音域も2オクターブくらいが限界。クラスターや密集和音も作りにくい。 それでも、ストレートな三和音やセブンスコードよりも複雑な響きを使いたい。そんなときに活躍するツールのひとつが分数コードだ。 私は分数コード大好きで、多用するほうだ。新曲でもゴリゴリ使っている。というか、新曲ですごく効果的に使えた気がする!という自慢のためにこの記事を書いていると言っても

          名義変更します。

          2024年から、音楽活動の名義を「igarasimacoto」にすることにした。 1年ちょっと前から、dadzijuwhaという名義でソロで音源制作して発表しはじめて、やってみたらかなり地味で暗めでパーソナルな作品が多くなった。 へんな偽名より本名かそれに近いものでやれた方が潔いとは思っていた。 はじめは漢字の本名でいきたいと思ったけれど、読みが一般的でないのでやめた。 ひらがなもカタカナもローマ字も、こういうイメージで見てほしいというメッセージを字面が持ってしまう気がす

          2024年の抱負

          あけましておめでとうございます。 三ヶ日のうちに何か書こうと思います。 今年の目標は、とりあえず昼の仕事を得ることですかねー。 一身上の都合により昨年秋に退職して、いまは訓練校に行ってたりするので。(勉強大変ですが今のところ楽しくやれています) それはまあともかく、音楽の活動について幾つか考えていることがありますので、忘れないうちに書いときます。 まずは楽器の技術。 まもなく取り組みはじめて2年ほどになる、7弦変則チューニングギターをもっとちゃんと使いこなしてあげたい。

          技術と芸術を切り離して考えちゃいけない気がする

          音楽で言えば作曲家と演奏家。ITなら上流のコンセプトや設計をする人とコーダー。建築や、他のものづくりでも大体同じような流れがある気がしますが、 手を動かすことと、想像すること、手を動かす人と想像する人の分業が進み、住み分けがされ、違う能力であるとされ、なんなら仕事としての優劣までつけられるようになっていることは、果たして正しいんだろうか。みたいなことを考えています。 経験上、手を動かすことを通してしか生まれない、深まらない想像力ってあるもの。 アートの語源には、技術という

          技術と芸術を切り離して考えちゃいけない気がする

          ギター(7弦対応)変則チューニング【5】

          今回は少し脱線します。タッピングについて。 タッピング、とくにichikaさんやyvette youngさんのようなタッピングを取り入れたスタイルにずっと憧れがありまして。 自分でやるのはなんか敬遠してたのですが、最近は少し練習しています。 自分でフレーズも考えながらやっていると、指板を広く見られるようになりそうだし、タッピング以外にもいい効果がありそう。 以下は練習する私の短い動画。 ひとつめのフレーズは、ほぼ1〜4弦での演奏なのでレギュラーチューニングのギターでも使え

          ギター(7弦対応)変則チューニング【5】

          ギター(7弦対応)変則チューニング【4】

          ギター(7弦対応)変則チューニング【4】

          chatGPTと作曲してみる①

          AIのアイデアを人間が形にしてあげるスタイル音楽活動やら練習やらで、chatGPTを使えないかなーと思いまして。 作曲を一緒にやってみる、というのを自分なりに試しています。まだ途中経過ですが。 とりあえず、chatGPTはテキストしか吐き出せないわけなので、音源そのものを作ってもらうのは厳しいでしょう。 また、MML形式でメロディを作ってもらうのも、できなくはないけど、あんまり楽しい感じがしなかった。 そこで、歌詞とコード進行、どんな曲なのかの説明文を作ってもらって、そ

          chatGPTと作曲してみる①

          ギター(7弦対応)変則チューニング【3】

          ※今回のは本当にメモ程度のないようです悪しからず ギタリストにとって、「視覚的」にスケールやコードやフレーズを捉えることはとても重要な要素だと思っています。 「純粋に音楽的な良さを追求するなら、手癖や、運指上やりやすいことをやるなんてのは間違っている!そういうマッスルメモリー的なものは排除・解除しないと優れた音楽は作れない!」というのも、真理だと思いますし、基本的には賛成です。 一方、運指や身体の動作としてやりやすく自然であるようなものには、それはそれで注意を払うべきだと思

          ギター(7弦対応)変則チューニング【3】

          自分の音楽ジャンルをうまく説明できない

          chatGPTさんに壁打ち相手になってもらって考えてみました。 【前略。1人でDTMでやってるとか色々前提は伝えだところから続けてます】 dadzijuwha(以下「da」):自分の音楽ジャンルとして、どのような言葉がしっくりくるかがわからないんだ。 参考までに、影響を受けたと思うミュージシャンを列挙してみるね。 スピッツ、スティーヴ・ヴァイ、TRAVIS、RADIOHEAD、ビル・フリゼール、ジム・ホール、ジェフ・ベック、はっぴいえんど、COLDPLAY、DEVIN TO

          自分の音楽ジャンルをうまく説明できない