【秘めゴトの報い】前編 #18禁

『いってらっしゃ〜い!』

ここは金持ちの住む、
閑静な住宅街。
最近、この地域に家を建てた阿部夫婦は
大学のミス、ミスターのつながり。
誰もが羨む、美男美女の夫婦である。

旦那のタカヒロはそのまま大手企業に入社。
嫁のメイはとある企業の受付嬢をしていたが、
結婚を機に退職した。

『さて・・・と・・・』
旦那が出勤をしたあと、
急いで洗い物と掃除を済ませる。


ピンポーン

(・・・ターくん?)

出かけてから30分ほど。
最寄りの駅に着いて定期でも忘れたことに気づいたのか。
そう思い、玄関のドアを開けた。

『ター』
ガバッ

『ふむぅっ!』

知らない男が2人。
声をあげる間もなくハンカチを口に当てられ・・・
一瞬で気を失った・・・・・


・・・・・。
・・・!
ギシッ!

目が覚め、カラダを動かそうとしたら動かない。目は目隠しをされていて全く見えない状況だ。

『・・・気がつきましたか。』

知らない男の声。

『誰!?』

『・・・・・。』

椅子のようなものに座らされ、
足を開かされた状態で縛られ固定されている。
そして・・・
全裸だ・・・。
見えないながらも状態がわかったことで
急に恥ずかしさがこみ上げてきた。

ギシッ
『なんでっ・・・なんであたしがっ・・・!』

『なんであたしが・・・ですか・・・』

『・・・え?』

『いえ。
実は、タカヒロさんが仕事で大きなミスをしましてねぇ・・・』

『えっ・・・』

『メイさん。あなたを
一晩だけ売る同意書にサインをしたんですよ・・・』

『え・・・そんな・・・』
ゾクゾクッ・・・

『ですからこれは、
旦那さん同意の話なんです。
・・・あ。
ここは地下の一室。
どれだけ叫んでも誰にも届きませんよ?』

『やだ・・・イヤ・・・』

『「イヤ」?
・・・やりなさい。』

『はい。』
ビクッ!

真後ろから突如聞こえた野太い声。

(イヤ・・・)

クチュ・・・

(えっ・・・!)

『・・・おかしいですねぇ・・・
嫌がっている人からそんな音が聞こえる・・・
目が覚めてからこんな短期間で。
もう、目で確認できるほどですよ?
・・・ほら・・・
そう言っている間にまた溢れてきている・・・』

『やらっ!言わないでぇ・・・』

『・・・タカヒロさんがそんな目に遭っているというのに・・・
やりなさい。』

チャプチャプチャプチャプチャプチャプチャプチャプ・・・

ゾクゾクゾクゾクッ!!
(いやっ・・・!)

『そんな時にあなたは、そんな反応ですか・・・
全く・・・残念ですよ・・・』

『違っ・・・!』

『何が違うんですか?
あなたの耳にも聞こえるでしょう。
こんな卑猥な音を立てて溢れさせて・・・』

『言わないでっ・・・』

『・・・興奮してるんですね・・・』

ビクンッ!
『ちっ違っ・・・なにかの間違っ・・・』
ニュルンッ

(えっ・・・!)

ヂュプヂュプヂュプヂュプヂュプヂュプヂュプヂュプ・・・

(そんな中かき回されたらっ・・・
声我慢出っ・・・)
『はぁんっ・・・!!!』
ビクビクンッ!

『・・・何が間違いなんですか?
いいんですよ。ここは地下・・・
我慢しなくても』
『はいやっ!!気持ちいっ・・・』

『・・・我慢できなかったんですね・・・
じゃあもっとよくしてあげましょう・・・
次です・・・竜哉さん。』

『・・・えっ!!!!!』


竜哉。
結婚前から続いているメイの浮気相手。
そこまでの高収入ではなく
見た目も若干劣るため、
メイの結婚相手としての合格ラインには達していなかったが、
セックスの相手としては一流だった。
メイとしては結婚後にも離れるつもりはなく、
タカヒロにもバレず、
ウマいことやっているつもりだった。
それが何故・・・

『・・・何故、ですか。』

(えっ・・・!)

『大丈夫ですよ。
あなたの考えていることは手に取るようにわかります。
ですが・・・
それをお答えするのはもう少し後ですね。
続けなさい竜哉さん。』

『・・・はい。』
ブイィィーーーー・・・

『えっ・・・』

(この音・・・)

『いやっ・・・いやっぁぁぁああああああっ!!!』

続く→


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?