映画『スージー Q』
2022年5月18日(水曜日)
『リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス』『スージーQ』『ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック』という、極上ロック・ドキュメンタリー3連発上映の“ROCKUMENTARY 2022“シリーズ。
全国各地でスケジュールが異なり、場所によって上映終了してしまった作品もありますが。まだまだロキュメンタリーまつりは続いてます(日程は各地ご確認を)。
日々あたりまえのように出かけていたライヴに行けなくなって久しいですが、そのぶん、 音楽関係の映画を映画館で見ることが以前より楽しくなった気がします。
見知らぬ人々と同じ空間で同じ音楽を楽しむ…ということを、映画館の座席で思い出したりして。ちょっとキュンとしたりしちゃいます。
リンダとローレル・キャニオンのドキュメンタリーは、ある種の続きモノというか。アメリカン・ロック好きにとっては、この後すぐ公開の『エコー・イン・ザ・キャニオン』と3部作みたいな感じですが。
70年代ミュージック・ライフ世代にとっては、“サディスティック・ロックの女王”(当時)ことスージー・クアトロのドキュメンタリー『スージーQ』も見逃せない佳作でございます。わが東京では絶賛上映中。
日本で大人気だった頃の“サケロック大関“CMとか、懐かしい映像もたくさん出てくるのですが。懐かしさよりも、新鮮さが勝る映画でした。今だからやっと理解できる彼女の本当のカッコよさ、強さ、当時のキラキラした魅力を支えていた夢と信念…。
女がロックンロールをやることがアタリマエではなかった時代に彼女が闘っていたものは、今の時代に生きる我々にもまだまだ決して過去でも他人事でもないものばかりだということを思い知らされたり。ものすごく“今“に通じるエネルギーに満ちた物語でした。
で。ですね。
この“ROCKUMENTARY 2022“シリーズのパンフレットは、映画3本ぶん合本で写真たっぷり、文章たっぷりのお得な仕様になっているんですが。
わたくし『スージーQ』のページにて、生まれて初めての“壁新聞の寄稿“というものをさせてもらいました。
ああ。自発的NPOメディア『ノンサッチ自警団新聞』を創刊して3年あまり。ついに、ついに壁新聞でのオファー…つうか、「新聞でもいいですよ」というありがたいお申し出に図々しく「じゃ、新聞で!」と即答。「ここがすごいぞ!スージー・クアトロmini新聞」というカラー見開き2ページの新聞を書かせていただきました。もちろん、自警団新聞ばりに文字たくさんです。なんかもう、ほんとうにうれしい。30数年前に初めて『ミュージック・マガジン』に原稿書いた時くらいうれしいです。
こんな感じのスージーさんをたくさん描きました。
ちらっと↓最後に出てきます。
https://twitter.com/rockumentary_3/status/1517323964598525952
映画『スージーQ』は、年齢を重ねてもどんどん新しい世界に挑戦しながら、同時に70歳になっても革のジャンプスーツを着てベースを弾くスージーさんにめちゃ励まされる映画ですが。自分にも、この歳になってできる新しいことがあるんだなー、新しいことをやらせてもらえることがあるんだなー、と思ったらちょっとうれしくなりましたよ。ほほ。
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