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ダイアナ・クラール 愛のJAPAN TOUR 2024

5月8日。
TOKYO DOME CITY HALL。ダイアナ・クラール様、2019年以来の来日公演初日でございました。

全スケバンのあこがれ、ダイアナさまのひと睨み

いやー、素晴らしかったです!
シックなピンストライプのジャケット、ボンタン・ズボンのポケットに手を入れて泰然と登場されたお姿は、もう、青田赤道か清水宏次朗かってくらいカッコよかった。しびれた。というか、びびった。

今回はなんといっても、ベースにトニー・ガニエ、ドラムスにマット・チェンバレン。という、ディラン濃度高めトリオでの来日。高めというか、ダイアナさん以外ディラン濃度100パーセントといっても過言ではない。
ディラン・ファンとしてもたまらんステージでありました。

さて。
ここで突然ですが…全国コステロ・ファンの皆さま!
奥さまからの伝言です。
「1か月ほど前に夫が日本に来たんだけどね、とてもいいコンサートだったと言ってました」つってました。あと、“彼がホテルの部屋に、レコードプレーヤーを置いていってくれたのよ。スーべニールで。うふふ”みたいな話もしてました。かわゆい。ガニエとチェンバレンのイケオジふたりも、微笑ましいねーって感じで笑ってた。英語力不足のウロ概要ですんません。

ちなみにこの話題、コステロと曲を共作したという話の流れなのだけど。そのときに「私、シャイだからあんまりそーゆーの話さないんだけどね…」みたいなことも言ってて。想像だけど、コステロはよほど今回の来日公演が楽しくて、ダイアナさんにいろいろ話したんじゃないかな…と嬉しくなった。私の記憶では、ダイアナさんはMCとかであんまり夫の話とかしない気がするのですよ。それが、コステロのこと話している時は、なんだかノロケてるような雰囲気。

もしかしてだけど、今回、闘病を経て夫が元気になってライヴも再開して、日本ツアーも「すっげー楽しかったよーっ!」て言うの聞いて。ダイアナさんもすごく嬉しかったんじゃないかな。で、そのすぐ後に自分も日本に来て演奏することを楽しんでくれたのではないかと。そうだったらいいな。わりとクールなイメージのダイアナさんなのに、終始ずーっとにこにこしていて。終わってから会った何人もの知人も「あんなに楽しそうなの初めて見た」って驚いていた。

イケオジ2名も、めっちゃ楽しそうでした。オレらにまかせとけ的なたたずまい、頼もしいー。大将の時と違ってステージ明るいので、楽器も表情もよく見えた😎。ダイアナさんも、ふたりと演奏するのが本当に楽しそうだった。ソロでは、振り返って身を乗り出して聴いていたり。
このトリオではディラン大将のカヴァーもいろいろやってる模様で、この夜はなんと「クイーン・ジェーン」やりましたよ!あとはバッファローとかもやったよ。トム・ウェイツも。セトリは毎回けっこう違うし「何か聴きたい曲あるー?」ってフレンドリーに聞いてくださるので(言っても「あー、それな」って流されたりもしますが🤭)。
残りの公演も楽しみですね。

今回、なんとガニエさん側の1列目! ややこしい曲で「どれどれ」と老眼鏡かけてタブレット譜面を見るセクシー所作までガン見した。堪能した。
ちなみにガニエさん、今回はエレキも弾くぞ!ディランヲタも必見かもよ。

それにしても。チケットの高騰がだんだん洒落にならなくなってきた。



チェンバレンさんは、私にとってはディラン以上にパール・ジャム『10』の頃とかのオルタナ・イメージが強いベリー・シアトリー(笑)なドラマー。ちなみにエディ・ブリケル&ニュー・ボヘミアンズの初期メンでもあった。彼もすっかりナイスなおじさまになったねー。わても歳とるわけだよ!

そんなふたりが繰り出すジャズのビートは、とても心地よかったです。

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