オランダのスーパーのクロワッサン食べ比べ
オランダに住んで間もなく丸3年が経とうとしています。来た当初から物価高に慄(おのの)いていますが、フルーツのいくつかとビールの激安ぶりにはホッとします。そんなか、とりわけクロワッサンの安さは、円安に苦しむ日本人移住組の皆さんも家計が助けられてるんじゃないかと勝手に想像しております。たいていどの店も1個€0.39(68円/2024年7月10日現在)ですから。
4大スーパーとは
さて、その激安クロワッサン、オランダ4大スーパーではそもそも味に違いがあるのか気になって検証してみました。4大スーパーというのは自分が勝手に決めた近所にある
Albert Hein(アルバートハイン)
JUMBO(ユンボ)
Lidl(リドル)
DIRK(ディルク)
のことです。ほかにHoogvlietとかPLUSとかもありますが、我が家の近所にないので、今回はパスしています。
クロワッサンの評価軸
そして、その評価軸ですが、クロワッサンといえば「バターの風味(香り)」「表皮のサクサク感」「ふんわりしっとりの中身」に尽きると思います。それぞれを★の数(5段階)で評価してみたいと思います。
ここまで書いて、自分の味覚のボキャブラリに自信がないことに気づきました。慌ててKindle Unlimitedで「神の雫」読んで、語彙をブーストしております。
話がそれますが「神の雫」に登場するワインが、こちらでなかなか見つけられず苦労しています。日本ではファミマとコラボして店頭に並んでるそうで…今夏の帰国が楽しみです。
実際にスーパー巡り
4つのスーパーを巡ってるとあることに気づきました。JUMBOのクロワッサンは常に4個で€1.00だと思いこんでいましたが、時間帯によってその割引サービスがない事です。いつも行く店固有のことなのかも知れませんが、その時間もまちまちで多少戸惑います。
またLidlも4個で€0.99の時とそうでない時もあるみたいで少し悩ましいです。定価で4個買っても€1.56(273円/同)なので、まあいいんですけどね。
なるべく、公平を期すためにどの店でも朝の同じ時間帯(9時前後)に購入してきました。
実食
Albert Heijn(アルバートハイン)
バターの風味(香り) ★★☆☆☆
表皮のサクサク感 ★★☆☆☆
ふんわりしっとりの中身★★☆☆☆
https://www.ah.nl/producten/product/wi365994/ah-petit-croissant
JUMBO(ユンボ)
バターの風味(香り) ★☆☆☆☆
表皮のサクサク感 ★★☆☆☆
ふんわりしっとりの中身★☆☆☆☆
Lidl(リドル)
バターの風味(香り) ★★★☆☆
表皮のサクサク感 ★★☆☆☆
ふんわりしっとりの中身★★★☆☆
DIRK(ディルク)
バターの風味(香り) ★☆☆☆☆
表皮のサクサク感 ★★☆☆☆
ふんわりしっとりの中身★★☆☆☆
総評
ここまで読んでくださった方に、本当に申し訳ないんですが、どれも「すごい違いはない」が結論です。どのお店でも、撒き餌のような(失礼な言い方ですみません)集客するための工夫の上できあがったクロワッサンなのでしょうから、何年もかけて洗練させてきたのだろうと推測します。貧乏舌の日本人が、それを一巡しただけで差を見極めようとしたのが無謀でした。
それでもなお、好きな順に並べると
Lidl
ぽってりした外観(クロワッサンらしくないといわばそうなんですが)、焼き色、表皮のサクッと感、ふんわりしっとり中身のバランスが最も好みです。Albert Heijn
Lidlとほぼ変わらないんですが、一口目かじったときの食感が少し劣ってる気がしました。Jumbo
中身のしっとり感がやや薄い感じです。もしかしたら前日の在庫だったのかも知れません。DIRK
これだけ「味の違い」を感じました。バターの甘みが薄く、ほんの少し苦みを感じました。自分のコンディションのせいかも知れません。
という感じでしょうか。
どのクロワッサンもそうですが、三日月型に弧を描かないんですね。輸送の手間とか。ディスプレイしたときのロスなど色々事情があるんでしょう。
いずれにしても、年間何千万個何億個も売る主力アイテムなんでしょう。どれを買っても外れではないです(重ね重ね、身も蓋もない結果ですみません)。
「神の雫」5話くらい読みましたが、語彙は増えてませんね。これもすみませんm(_ _)m