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<ドメスティック・バイオレンス克服プログラム> DV加害更生プログラムへの参加

家族との関係に悩んで

家族との関係に深刻な溝ができて2年が過ぎました。その間、毎日「なぜこうなってしまったのか」「どうすれば家族からの信頼を取り戻せるのか」と悩み、苦しみ、悲しみ、いろいろと考えてきました。

ウォーキングで心を整理

答えを求めて、毎日のようにウォーキングを続けていました。頭の中では、「なぜ家族と上手くいかないのか」という問いが、地面を踏む足音とともに繰り返されていました。

夕暮れ時の気づき

ある夕暮れ、私はいつものようにイヤホンを耳に差し、川沿いの遊歩道を歩いていました。毎日心の悩みに関連する本の朗読を聴きながら歩いているのですが、その日、ある本の内容が私の心に突き刺さったのです。家族関係について語る著者の言葉が、まるで私の家庭の様子を描写しているかのようでした。

衝撃的な言葉

足を止め、ベンチに座り込みました。朗読は続き、家族間のコミュニケーションの問題や、怒りのコントロールの重要性が次々と明らかになっていきました。そして、衝撃的な言葉が耳に飛び込んできました。「これはドメスティック・バイオレンス(DV)の一形態である」

自分の行動への気づき

胸が締め付けられる思いでした。自分の行動が家族を傷つけ、関係を壊していたのかもしれない。その気づきは、痛みと共に大きな転機となりました。

更生プログラムへの希望

朗読の中で、DV更生プログラムについての言及がありました。「変われる」「家族との関係の修復は難しいかもしれないけれど、新たな関係を構築できる可能性がある」その言葉に、私は藁にもすがる思いで飛びつきました。

新たな旅の始まり

その日から、私の新たな旅が始まりました。DV更生プログラムに参加するために面談の申し込みをしました。プログラムでは、怒りのコントロール方法や、健全なコミュニケーションの取り方を学ぶとのことです。

自分を変える挑戦

簡単ではないと思いますが、プログラムに参加することで、自分一人で思い悩んでいた環境を変えることで少しずつでも変化ができるのではないかと感じています。

後悔と未来への希望

今も毎日のように後悔や自責の念に押しつぶされそうになることもあります。完璧な解決策はないかもしれない。もとのような信頼関係を取り戻すことは不可能であろう。そう思うと、絶望感に襲われることもあります。しかし、過去は変えられなくても、これからの未来は自分の手の中にある。その事実が、私に希望を与えてくれます。

新たな目標

今の私の目標は、家族から信頼され、愛される人間になること。そして、真の意味で家族と共に生きるとはどういうことかを理解すること。これまで家族を傷つけてきた償いの気持ちを胸に、プログラムに真剣に取り組んでいきたいと考えています。

変わるための勇気

DVで悩む私のような人間に、世間では「変われるはずがない」との認識があるようですが、まだチャンスがあると信じています。その第一歩は、自分の問題を認識し、助けを求める勇気を持つことだと思います。DV更生プログラムは、その大きな助けとなるかもしれません。今、私が思っているのは「過去のことと他人のことは変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」ということです。多くの迷惑をかけてきてしまった今、これが私の人生の生き方だと考えています。

記録と共有

これから、このプログラムで感じたことや気づいたことなどをここに記していきたいと考えています。これは自分のDVに向き合う記録として、また同じような苦しみを克服しようとしている方たちのほんの少しの参考になればと思っています。

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