前半戦総まとめ(お金・治療)
予想通り、計画通りにはいかない前半戦治療でしたが
ようやく手術まで漕ぎ着けることができたので
諸々振り返り。(お金やら苦労やら)
◼︎総括
まず治療内容は以下の通り
・初診検査
・ポート手術+抗がん剤入院
・抗がん剤通院5回
<予定外>
・腸閉塞3回(うち1回は入院)
・コロナ1回(免疫低下の影響?)
・免疫低下による抗がん剤治療スキップ1回
そしてかかったお金は以下の通り
総額:429,961円(治療費・薬代)
ここまでの感想としては
・腸閉塞の痛みが絶望的
・抗がん剤は回数重ねると後半しんどい
と言う感じです。
ここからは毎回の治療の振り返りと簡単な所感を整理。
◼︎治療全体の振り返り
・2024/2/19 クリニック 内視鏡検査
費用:36,620円
全ての始まり。さらっと腫瘍が見つかる。
元々は痔の検査のついでで受診。
とりあえず確定情報は言えないので
モヤモヤした2週間を待つように指示。
この日から大腸がんを真剣に調べ始める。
・2024/2/29 クリニック 診断結果受領+紹介状受領
費用:1,800円
やっぱり癌でした。
大きなところに行ってください。
という感じで紹介状を貰う。自分で電話して
がんセンターの受診予約をする。
受け取り側としては意外と冷静。
むしろ実感ないので
他人事としてその場は受け取る。
ステージは不明なので、
どの程度やばいのかも不明。
その日は何もできないので、
とりあえず家に帰るが
しばらくして、重大さに気づく。
夜はもちろん眠れない。
Youtubeでがんサバイバーを漁りまくるが
最新の動画が亡くなった報告動画ばかりで
見なきゃよかったと後悔する。
・2024/3/4 がんセンター初診+検査
費用:23,800円
自分で歩いて「がんセンター」と
看板がある建物に入るのは
生きた心地のしない経験。
絶望感がやばいのと、急に怖くなる。
同世代は居ないので孤独感強め。
「若いのにかわいそう」という
感じである目線を集めることが多い。
問診は軽めで以下のメニューを検査
・採血、採尿、レントゲン、心電図、
肺活量、造影CT
・2024/3/5 注腸造影(バリウム検査)
費用:4,360円
お尻からバリウムを入れて、腸の形、
腫瘍の位置を検査。
朝5時から下剤を飲んで、病院に向かう。
この時、ポリープ切除の影響からか、
鬼のような血便が出てきて死を覚悟する。
検査は当然の如く麻酔なしで、
ひたすら便意+痛みに耐えながら
撮影を実施。終わると白い便が出てくる。
・2024/3/6 検査結果診断
費用:1,200円
ここであらかたの病状を淡々と説明される。
臓器転移はなさそうだが、
リンパ転移はありの見込み。
はっきりと言われないが
ステージ3以上は確定。
そのため抗がん剤治療はあると言われる。
この時頭の中には「世界の中心で愛を叫ぶ」
と「瞳を閉じて」の映像がぐるぐると流れる。
治療方針は国立がんセンターと連携して
決めるので
とりあえずは待ち状態で帰宅。
・2024/3/13 治療方針説明
費用:1,570円
治療方針が決まったので説明をされる。
この時点で抗がん剤は確定。
術前に抗がん剤を行うので、
いつから最初の入院して
いつ頃手術して、、、、と大まかな流れを
説明される。
「やっぱり転移しまくってます。
延命治療を考えましょう。」
と言われる事も覚悟していたので、
手の付けようがある
という結果はめちゃくちゃ安心した記憶あり。
・2024/3/19~22 ポート埋め込み+初回抗がん剤(入院)
費用:85,351円
高額医療費控除の制度はあるものの、
1発入院すると
それなりの金額がかかる。
最初は病院の雰囲気が新鮮で飽きないが
抗がん剤が始まった直後にご飯が不味すぎて
食べれなくなる。
抗がん剤のイメージが悪すぎだったので
想像よりは副作用も軽い。
(それでも味覚変化やだるさはあるが。)
・2024/3/27 退院後の診察
費用:1,050円
とりあえず初回抗がん剤の経過観察。
サクッと終わるが、副作用は進行中。
・2024/4/3 抗がん剤治療(第2回目)
費用:21,360円
この日以降は、日帰り抗がん剤治療を実施。
重めの薬は病院で点滴して、
48時間かかる薬は針を刺したまま、
帰宅して投薬。終わったら自分で
針を抜くので、びびる。
いくらポートとは言え、
針を刺される感覚はやはり痛い。
・2024/4/15 腸閉塞(初回)
費用:2,750円
前日の昼ぐらいから若干の腹痛が起こるが
まさか腫瘍が腸を塞いでいるとも思わず
朝になって激痛+吐き気で病院に駆け込む。
ひたすら下剤を飲んで、便を出すしかないので
苦しみに耐えながら、解消を待つ。
人生で一番辛い痛みだったと思う。
夜になってようやく便が出たので
丸一日苦しんだ。
・2024/04/17 抗がん剤治療(第3回目)
費用:19,400円
なぜか2回目と費用が違う。
多分血液検査の項目が
変動しているからだと推測。
このクールから副作用が強目に出てくる+
しゃっくりに悩まされて寝不足になる。
・2024/05/01 抗がん剤治療(第4回目)
費用:20,910円
診断書:16,700円(自費)
GWにも容赦なく治療は実施。
前半に家族で旅行に行けたので後半は
副作用との戦い。
この辺りから保険の申請のための書類が
揃い始めるので最初は自己負担だが、
まとめて帰ってくる。
ちなみに、最初に抗がん剤治療から
始めてしまったので
癌の診断はこの時点で降りず、
一緒に切ったポリープ
(上皮内)としての保険金が降りる。
資金に余裕があるのであれば
全部終わってから取るでもOK。
・2024/05/15 抗がん剤治療(第5回目)
費用:20,600円
いよいよ手術に向けた大まかな
スケジュール感を相談する。
この時点では6月末に入院して
7月頭に手術を計画。
・2024/05/20~24 腸閉塞(2回目) ※緊急入院
費用:71,120円
20日の夜中に信じられないぐらいの腹痛で
耐えきれずに病院に電話。
救急の外来で診てもらえることになり
痛みに耐えながら妻の運転で病院にドライブ。
今思えば救急車レベルの辛さだった。
前回とは比べ物にならず、
到底耐えられないので
その場で入院させてもらうことに。
鼻からチューブを通して、
胃と腸にかかる圧を逃す。
鼻チューブは入れる瞬間が地獄。違和感あるが
腹痛がとても楽になる。
予定外の出費+治療スケジュールが
変動するのでモヤモヤする。
・2024/05/29 抗がん剤治療(第6回目) ※中断
費用:1,700円
朝イチで病院に行ったものの
今までの抗がん剤の副作用が蓄積し
免疫力がとんでもなく低いことが発覚。
この日は治療NGの判断をされたため
何もできず帰宅。
またしてもスケジュール変動したため
モヤモヤして帰ることになる。
・2024/06/12 抗がん剤治療(第6回目)
費用:20,630円
前回のリベンジ。この時は流石に
抗がん剤も抜け切って、血液検査の結果も
正常値に近づくのでGOサインをもらう。
手術前の検査でCTと内視鏡を行う日程を
予約して終わり。
・2024/06/22 コロナ感染
費用:34,550円
まさかのコロナ感染。大事を取って
がんセンターで診察してもらうことに。
無茶苦茶高いファイザー製の薬を処方され
通常の診察の10倍ぐらいの金額を取られる。
かかった自分を恨む。
・2024/07/02 手術前検査(CT)
費用:11,600円
造影剤を使ったCT検査。この日は撮影のみ。
・2024/07/08 手術前検査(内視鏡)+診断
費用:10,380円
朝4時から下剤を飲んで、腸を洗浄してから
内視鏡検査を実施。
てっきり鎮静剤を使うもんだと
油断していたところ、
ノー麻酔でカメラを突っ込まれる。
ちょっと待ってと言う隙を作らない
プロの段取りで30分ぐらい苦しむ。
午後からはCTの結果と合わせて診察。
遠隔転移はしてなさそうだが、リンパには
ほぼ確で転移しているのでステージ3と
ここで初めて状態を言われる。
最悪は避けれた。と前向きに捉えることで
気を落ち着かせる。
体のどこに穴を開けて、
どの程度臓器を取るのか
説明されるがイメージがつかない。
・2024/07/18〜 入院中
費用:不明
入院早々に食事制限。2日前から絶食。
お腹に穴を開けて、
内臓の半分がなくなる実感はここでもない。
寝れないとか特にないが、
多分手術室に入る時に
ビビり散らかすはず。
手術は7/22。元気になったら
どんな感じか振り返りをこめて
ノートにしたいと思います。
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